電磁波工学
 Electromagnetic fields and waves
 担当教員:奥山 澄雄(OKUYAMA Sumio)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)電気電子工学分野
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:電気電子工学科  科目区分:専門科目・選択 
【授業概要】
・テーマ
電磁波の応用範囲は広く,通信から計測,エネルギー,医用などにわたっている.この講義では電磁波を理解するために,電磁波の性質・電磁波の理論・発生・利用・応用・アンテナ,電波伝搬について学び,どのように利用されているかについても学ぶ.
・到達目標
・マクスウェル方程式について理解し,説明・応用できる.
・電波伝搬について理解し,説明できる.
・スミスチャートについて理解し,説明・応用できる.
・アンテナについて理解し,説明できる.
・マイクロ波・ミリ波・サブミリ波について理解し,説明できる.
・キーワード
マクスウェル方程式・電波伝搬・スミスチャート・アンテナ

【科目の位置付け】
電磁気学I・IIを基礎とし,電磁波応用の基礎となる講義である.

【授業計画】
・授業の方法
講義では具体的なイメージが掴めるように例を多くし、基礎が身に付くように、適宜レポートを課す.
・日程
以下の内容について講義する予定であるが,進度によって若干調整する場合がある.
・高周波伝送路 ・電磁波と放射 ・アンテナの基礎
・アンテナの実際 ・電波伝搬 ・電磁波の発生

【学習の方法】
・受講のあり方
私語・飲食・喫煙等,他の受講生の迷惑となる行為を行った場合は、受講を遠慮していただき、欠席扱いとする.不明な点等は講義時間内外に積極的に質問することを望む.
・授業時間外学習へのアドバイス
予習をしないで講義に出席して内容がわからないのはごくごくあたりまえのことである.講義の前に必ず予習を行い,わからないところを整理しておくこと.
1.講義の内容に疑問を持ち,不明な点は次回の講義の時に質問する。
2.講義終了時に課題(演習)が出た場合は、翌週その解答を提出する。

【成績の評価】
・基準
A.毎回の課題または宿題(全部で合計28点)
B.中間試験(30点)
C.期末試験(42点)
A, B, C合計で100点である。
・方法
合計得点60点以上の学生に対して本講義の単位を認定する。ただし、期末試験までの講義に8回以上出席した学生に対してのみ期末試験の採点を行う。全講義回数は15回であるため,期末試験を除いた14回のうち7回を欠席すると,期末試験が採点されない形になる.期末試験の得点が0点の場合,合計得点の最大値は58点であるため,単位は認定されないことに注意されたい.

【テキスト・参考書】
テキスト/安達三郎・佐藤太一:「電波工学」,(1998, 森北出版, 東京)
参考書/安達三郎:「電磁波工学」,(1983, コロナ社, 東京)

【その他】
・学生へのメッセージ
教科書のほかに随時プリント等を配布する予定.
・オフィス・アワー
工学部8号館 8-111号室にいます.オフィスアワーは初回の講義の際に伝えます.

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