電気法規及び施設管理
 Electric Related Laws and Electrical Facility Management
 担当教員:東山 禎夫(HIGASHIYAMA Yoshio)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)電気電子工学分野
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
電気は、現代社会に必要不可欠なエネルギーであり、社会・経済活動の基盤となっている。また最近は、低酸素社会実現に向け、太陽光発電や電気自動車などへの期待が高まっている。電気設備は活用方法を間違えれば、感電や漏電火災を発生させるなどの危険な面も有しているため、電気事業法などの各種法規により規制されている。本講義では、電気関係における法体系の概要、および電力需給や系統運用などの電気施設管理に係わる基礎知識を学ぶ。
将来的に実務経験による電気主任技術者免状の取得希望者は、認定校における所定科目の単位取得が必要であり、本科目もその一つである。本講義では、電気関連の法規に加え、電気施設の管理について理解できるようにする。
・到達目標
○電気関係法規の構成を説明できる
○電気工作物の保安について説明できる
○電気工作物の技術基準を説明できる
○電気施設管理について説明できる
・キーワード
 「電気法規」、「電気施設管理」、「電気主任技術者」

【科目の位置付け】
学習・教育到達目標:D技術者倫理と複眼的思考能力○

【授業計画】
・授業の方法
3回の集中講義(3時間)と4回目では45分の講義と90分の試験を行う。理解を深めるため、講義時に課題を出す。
・日程
1回目 電気関係法規の体系とその概要
2回目 電気工作物の保安
3回目 電気工作物の技術基準
4回目 電気施設管理,試験

【学習の方法】
・受講のあり方
テキストは、毎回持参する。私語、飲食、喫煙など、他の受講者の迷惑となる行為を行った学生は受講することはできず、欠席扱いとする。
・授業時間外学習へのアドバイス
テキストの講義予定個所を前もって一読しておく。
理解を深めるため、講義時に出す課題の提出により復習する。

【成績の評価】
・基準
講義時の課題を30点、試験を70点、合計100点とし、60点以上を合格とする。
  
・方法
科目の達成目標について3回の課題、1回の試験で評価する。

【テキスト・参考書】
竹野正二「電気法規と電気施設管理」(平成26年度版)東京電機大学出版局 3,045円

【その他】
・学生へのメッセージ
将来、電気関係の業務に携わる技術者にとって、全てのベースとなる科目である。講義では、電気事業に係わるトピックスなどを交えるので、講義内容の理解を深めていただきたい。

実務経験による電気主任技術者免状の取得に必要な科目である。隔年での開講のため、開講年度に必ず受講する必要があるので注意する。

50305000-2016-05-53402