【授業概要】
・テーマ
画像に関する基礎知識を獲得し，所望の情報を取得するために必要な画像処理技術の原理およびその適用について学習する．
画像の表現法から始まり，画像処理手法の原理とその応用に至るまで，画像及び画像処理に関する技術を俯瞰する．随時プログラミング課題を課すことで，実践的な能力を身に付ける．
・到達目標
ディジタル画像の表現法や関連用語などの基礎的な知識を獲得した上で，所望する情報を画像から取得するために如何なる処理が必要となるか（画像処理ソフトウェアのどの機能を使えばよいか）判断でき，そのために必要とされる簡単な画像処理プログラムの作成ができるようになることを目指す．
・キーワード
画像の表現法，画像入出力，画像処理，画像解析
【科目の位置付け】
情報科学科昼間コース・Ａコースの学習・教育目標の（C）に対応する科目である。
・画像工学の理解を助ける科目：マルチメディア入門, 情報理論
・関連科目：認識工学、信号処理
【授業計画】
・授業の方法
講義に加えて，より理解を深め，実践的な能力を養うため，随時プログラミング課題を課す．
・日程
第１週 概論：画像とは何か 第２週 画像入出力
第３週 画像生成モデル 第４週 ディジタル画像における各種パラメータ
第５－７週 画素値変換（フィルタリング）
第８－１０週 幾何学的変換 第１１－１２週 二値画像処理
第１３－１４週 パターン及び図形の検出 第１５週 期末試験とまとめ
（受講者の理解度により，授業計画の一部を変更することがある）
【学習の方法】
・受講のあり方
講義には集中して耳を傾けること．また積極的に質問し，講義中に疑問点を解消するよう努めて欲しい．
・授業時間外学習へのアドバイス
事前に次回の講義内容に相当するテキストの箇所を読んでおく．
講義内容をテキストで再度確認する．また，実際にプログラミングを行うことにより，より内容理解が深まると考えられる．
【成績の評価】
・基準
全講義回数の2/3以上に出席することを前提条件とし，総合評価において合計60点以上を合格とする．
・方法
上記の総合評価は，レポート課題，期末試験をそれぞれ50点とし，その合計によって算出される．
【テキスト・参考書】
【テキスト】
ディジタル画像処理[改訂新版], CG-ARTS協会,(ISBN-10: 490347450X, ISBN-13: 978-4903474502)
【参考書】
田村 秀行, コンピュータ画像処理, オーム社
村上 伸一, 画像処理工学, 東京電機大学出版局
谷口 慶治, 画像処理工学―基礎編, 共立出版
他にも多数あるので，自分にあった本を探すこと．
【その他】
・オフィス・アワー
水曜日16:00-17:00 8号館305室
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