技術者であっても、技術のみにとらわれないイノベーティブな人材が求められている。本講義では、顧客にとっての価値（顧客価値）の理解を深めながら、マーケティングの基本的な知識やスキルを学ぶ。さらに、現在までに発展してきたマーケティング理論を活用し、商品開発をはじめとするマーケティング活動を体系的かつ実践的に学ぶ。

技術開発や商品開発などで必要となるマーケティング活動を理解し、実践できるようにする。
・顧客にとってのメリットや便益となる価値を理解し、適切に説明できるようになる
・マーケティング活動の様々な場面で利用する思考法を理解し、実践できるようになる。
・マーケティングの基本的なフレームを理解し、使えるようになる。
・商品の魅力を効果的に伝えることができるようになる
・課題発見力、創造力、柔軟性、発信力を身につける。

マーケティング、顧客価値、商品企画・開発

この授業は、マーケティング活動の理解を深め、手法を身につけることによって、独創性を養い、将来リーダーとなる実践的な技術者を育成するものである。

・授業の方法 講義を中心に行い、理解を深めるために個人・グループでのワークを交える。

第１回目 講義の進め方とガイダンス・マーケティングとは
第２回目 地域の特産品からみるマーケティング戦略
第３～１０回目 マーケティング戦略の実践法
第１１～１３回目 マーケティング戦略を立てる（グループワーク・解説）
第１４回目 プレゼンテーションの極意
第１５回目 成果発表会

講義では、皆さんに知識を蓄えていただくだけでなく、実践できることを目指していますので、自身の意見や考えを持つこと。
・基本的なフレームを実際に使いこなすことができるように、普段の生活の中で応用してみること。

予習は特に必要ありません。授業で得たことを、授業時間外に自分でじっくり考えてください。

・講義での姿勢と貢献 ４０点
・レポート ４０点
・その他 ２０点（成果発表など） なお、６０点以上を合格とする。

成績評価基準に示した貢献とは、発言（意見や提案）、他の学生や教員に対する授業運営での協力、グループワークでの積極的行動など。 上記を教員が逐次把握して評価する。

フレームのシートなどは、授業時間中に配布。