輪講(電気)
 Research Paper Survey Seminar
 担当教員:電気電子工学科担当教員(Faculty Members of the Electrical Engineering Department)
 担当教員の所属:理工学研究科
 開講学年:4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:電気電子工学科  科目区分:専門科目・必修 
【授業概要】
・テーマ
輪講とは、ひとつの専門書を少人数のグループ内で一人ずつ順に講師を務めて読み進めていくことである。卒業研究を行う研究室で英文の専門書を選定し、輪講形式で読み進める。この輪講の中では、技術者倫理に関する議論も行われる。
輪講を通じて、英語を含む専門文献の読解力を養い、説明の仕方に習熟し、質疑応答等の討議に積極的に参加する習慣を身につける。そのため,技術系の英語を含む専門文献が抵抗なく読みこなせる能力を身につけ、講師として、他人に理解してもらえるように説明する能力を養う。また、聞き手として、講師の説明がわからない部分について的確に質問できる能力を養う。
・到達目標
・資料を十分読みこなし、内容を説明できること
・専門英語をの意味を言えること
・専門英語の発音が正しくできること。
・自分が理解したことを人にわかり易く説明できること
・わからない点について質問できるようまとめられること

【科目の位置付け】
学習・教育達成目標A~Dとの対応:C●

【授業計画】
・授業の方法
卒業研究を行う研究室毎に行なう。英語を含む専門文献の選定、発表資料の作成、討議の要領、輪講の進め方については、研究室の授業計画に従う。
・日程
卒業研究を行う研究室の授業計画に従う。

【学習の方法】
・受講のあり方
卒業研究を行う研究室の指導教員の指示に従う。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習ができていない場合には人に説明できず、グループ全体に迷惑をかけることになる。また、人の説明が理解できず、講義に加わることができない。英文を確実に理解できるまで、辞書や他の専門書をあたる。わからない場合には、指導教員や大学院生に相談すればよい。
専門用語を確実に覚え,身につける。

【成績の評価】
・基準
英語を含む専門文献の読解力・説明の仕方(50点)、説明、質疑応答・討議(50点)を総合して評価し、60点以上を合格基準とする。2/3以上出席しない場合には、単位は与えられない。
・方法
授業目標に沿った内容に対して卒業研究指導教員が授業を行い,その内容に対して正しく説明できているかを判断する。

【テキスト・参考書】
卒業研究を行う研究室の指導教員の指示に従う。

卒業研究を行う研究室の指導教員に相談する。

【その他】
・学生へのメッセージ
輪講はあなたが先生の役割となって他の人に説明するのであるから、十分内容を理解したうえで、わかり易く説明する方法を身につける。他の人の説明がわからないときや説明の内容が自分の理解と異なるときには、必ず質問し、疑問を残さないようにする。輪講はあなたの取り組み次第でただの英語の時間から、コミュニケーション能力養成の時間まで大きく変化する。

卒業研究テーマに関連した研究を調査していくうえで、日本語および英語で書かれた専門書、学術雑誌、学術論文、英文のホームページを読むことが要求される。輪講では、英語力のうち読解力の養成を行うことになる。輪講を受けるためには、「電気電子英語I」、「電気電子英語II」を受講し、英語検定3級以上、TOEIC450点以上に達していることが望ましい。4年生になるまでに、自分の英語力を高めておくこと。

51000272-2016-05-54401