様々なトラブルにまきこまれたとき、どう対処したらよいか。裁判制度に関する解説を通じて、人々の共生のため、法がどのような仕組をつくりだしたかを考えていきます。市民生活をおくるに際して必要最小限な法的知識をもってもらうことがねらいです。

紛争解決における法の重要性を理解することができます。
裁判所の役割、組織、といった司法制度の基礎的な知識が得られます。

裁判、法

この講義では、司法制度の概要を知ることによりその背後にある共生の思想(市民社会観)を理解することができます。

本講義は講義形式で行いますが、可能な限り受講者との対話を通じて進めていきます。

具体的な日程は、講義の進み方を身ながら修正していく予定です。
１、各種事例の検討（第一回・第二回・第三回）
２、裁判制度について（第四回・第五回・第六回）
３、諸外国との比較（第七回・第八回・第九回）
４、市民概念と裁判制度（第一〇回・第一一回・第一二回）
５、市民の生涯と法（第一三回・第一四回）
６、まとめ及び試験（第一五回）

事例については、自分の頭で考えてもらうように、どうすればよいか、どう考えるのか、直接答えてもらうつもりですので、積極的に参加するつもりで受講してください。また、講義の内容をメモにとり、何が問題となっているか、課題の発見に取り組んでください。

新聞に目を通し、時事問題に関心を持ってください。特に、司法に関係する記事を集めるなどに努めると、講義の内容もよりアップツーデイトになります。

裁判制度について十分な理解がされ、これを説明できるか(５０点)。また、自分なりに問題解決の道筋を表現できているか(５０点)。

出席をとりますが、一〇〇点満点の筆記試験で評価します。

特に設けません。初回に参考になるような書籍を示すつもりです。

講義終了時に質問等に対応します。