社会適応スキル(共生を考える)
 Social Adaptation Skills (Living Together)
 担当教員:小倉 泰憲(OGURA Yasunori)
 担当教員の所属:理学部
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義・演習
 開講対象:工学部  科目区分:基盤教育科目 
【授業概要】
・テーマ
大学生活及び社会生活にうまく適応していくための社会的スキル習得を目的とします。最初にコンセプチュアルスキル(概念形成能力)を取り上げます。次に,様々な社会的活動をする際に有用となる方法論,分析手法を取り上げます。
・到達目標
1.コンセプチュアルスキルとはどういうものかを理解する。
2.社会的活動で有用となる代表的な方法論と分析手法を理解する。
・キーワード
社会適応,概念,方法論,分析手法,発想法

【科目の位置付け】
社会の中で他の多くの人々と一体となって成果を創造していくための共生のこころを養う。(基盤教育の基本理念から)

【授業計画】
・授業の方法
毎回の授業は,短時間の講義と演習で構成されます。演習は内容に応じて個人作業の場合もありますが,数名のグループ形式で実施することもあります。
・日程
第1回~第3回: イントロダクション(授業のオリエンテーションと社会適応スキルの基礎,4年間の学びの整理,キャリアの基本)
第4回~第5回: 発想法(リフレーミング及びブレインストーミング)
第6回~第7回: ヒューマンスキル
第8回: コンセプチュアルスキル
第9回~第10回: 方法論(システムエンジニアリングと計画作成方法)
第11回~第14回: 分析手法(マインドマップ,特性要因図,業務分析,リスク分析)
第15回: まとめ
注)授業の進行状況に応じて順番や内容が変更される可能性があります。

【学習の方法】
・受講のあり方
この授業では「考えること」を重視します。主体的に考えるようにしてください。
・授業時間外学習へのアドバイス
大学における学びや課外活動,アルバイトやボランティア活動といった様々な場面で応用できるスキルをできるだけ多く提供していきます。社会に出てから仕事をしていく際にも有用ですので,自分のために取組んでください。

【成績の評価】
・基準
1.コンセプチュアルスキルとはどういうものかを他者に説明できる。
2.各種方法論と分析手法を理解し,自分でも実行できるようになる。
・方法
「振り返りシート」を評価の基本とします。振り返りシートは毎回の授業終了後に提出するもので,記述の妥当性に応じて加点します(1回あたり最大12点)。このほか1~2回程度,ワークシートの提出を求める場合があります。提出物の得点を合計して最終的な評価とします(100点を上限とする)。

【テキスト・参考書】
特に使用しません。

【その他】
・学生へのメッセージ
コンセプチュアルスキルは社会に出てから習得することが難しいので,在学中に身に付けることをお薦めいたします。
・オフィス・アワー
特にオフィスアワーは設けず,必要に応じてメール等でやりとりします。

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