教育相談
 School Counseling
 担当教員:髙橋 国法(TAKAHASHI Kuninori)
 担当教員の所属:理工学研究科
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:機能高分子工学科,物質化学工学科,バイオ化学工学科,情報科学科  科目区分:教職関連科目 
【授業概要】
・テーマ
学校教育における教育相談の理解を深め教育相談的援助の視点を養う。
現在の学校教育システムでは教師は教科指導ばかりではなく学校生活を通して人格の成長を促す役割も担っている。現場ではいじめ、不登校、中途退学などへの対応(介入)が急務であり、予防的観点も大切となっている。この講義では教育現場が抱える課題の理解を深め、介入と予防について検討をしていく。また傾聴技法を練習し生徒の話を聴く技術を学ぶ。
・到達目標
教育現場の抱える課題についての理解を深めること。
傾聴技法を学び使えるようになること。
・キーワード
いじめ。不登校。学校不適応。発達障害。スクールカウンセリング。傾聴技法。

【科目の位置付け】
高等学校教員免許状取得に必要な科目です。

【授業計画】
・授業の方法
講義と演習が中心です。演習では二人一組になって話を聞く練習をします。グループディスカッションも行う予定です。
・日程
1 教育相談の意義と課題
2 不登校について考える1
3 不登校について考える2
4 不登校について考える3:精神疾患とひきこもり
5 いじめ・自殺について1
6 いじめ・自殺について2:緊急対応
7 いじめ・自殺について3
8 傾聴のレッスン1
9 傾聴のレッスン2
10 発達障害1
11 発達障害2
12 発達障害3
13 児童生徒の精神疾患
14 補足
15 試験

【学習の方法】
・受講のあり方
教師になったつもりで講義に望んで欲しいと願います。
・授業時間外学習へのアドバイス
事前に指定したテキストに目を通して置いてください。また学校教育に関する問題意識を高めつつ受講して欲しいと期待します。例えば新聞記事に目を通したり、教育関係の書籍を読んだりすることをお勧めします。
指定したテキスト講義内容、カウンセリング演習での体験等をレポートにまとめてください。

【成績の評価】
・基準
出席45点、レポート30点(10点×3本)、筆記試験20点、授業態度5点,合計100点満点。
単位認定は60点以上。
・方法
出席;出席回数、傾聴技法の練習への取り組み態度を評価します。
レポートの提出;テキストの内容や講義での演習についてまとめ、自分の意見を記述する。期日より遅れての提出は原則認めません。
筆記試験;テキストと講義から出題。

【テキスト・参考書】
後日、指定します。

【その他】
・学生へのメッセージ
自ら学ぶ姿勢を大事にして下さい。
受講生同士の関わりが多くなります。カウンセリング演習など、実際に時間をかけて練習をします。そのつもりで受講して下さい。
・オフィス・アワー
随時 保健管理室棟内学生相談室。

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