森林組合論
 Forest Owners Cooperatives Associations
 担当教員:都解 浩一郎(TSUGE Kouichiro)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科森林科学コース
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
組合員、国民、行政が期待する森林組合の役割と、協同組合組織である森林組合が抱える課題と展望。
・到達目標
森林組合の第一線で活躍してきた現場実務者の講義を通じて、森林組合の運動論を理解することを目標とする。
私有林の多くが植林から保育、林産、販売まで補助金無しでは成立しない国内林業。その私有林の7割を組合員とする森林組合組織が、常に直面している二面性(政策と作業現場、山づくりと原木安定供給、経営と所有等)について触れ、学生には森林組合と国内林業の実態について再認識して貰い、現実の国内林業を直視して貰いたい。
・キーワード
森林・林業政策、地域森林管理、森林組合、森林の多面的利用と雇用創出、多角的経営

【科目の位置付け】
本科目内容について森林科学コースの学習目標に該当する番号は、(1)、(2)、(3)、(7)。

【授業計画】
・授業の方法
教員が作成した資料を中心に講述する。
・日程
1.森林組合の現状
2.森林組合の史的展開と課題
3.森林組合の協同組合性
4.今後の森林組合問題と森林・林業問題

以上は予定であり変更する場合もある。

【学習の方法】
・受講のあり方
積極的に発言し主体的に受講してほしい。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義を通じて森林組合や国内林業について関心を高めてもらい、講義後においても、各自が新聞・業界誌等で情報収集しながら可能な限り認識を深めてもらいたい。

【成績の評価】
・基準
学生便覧の履修要綱に準じた出席時数、レポート内容、履修状況等
・方法
100点満点として出席、レポート、履修状況等を総合的に勘案して判断する。

【テキスト・参考書】
【テキスト】
講義時に教員が配布する。

【その他】
・学生へのメッセージ
大阪府森林組合での豊富な実務経験にもとづいた地域主体の現場実践的な森林・林業の現状について学習できる貴重な機会としてほしい。
集中形式で行うため他講義との受講調整が必要になる場合がある。

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