言語習得と異文化理解
 SLA: crosscultural perspectives
 担当教員:石崎 貴士(ISHIZAKI Takashi)
 担当教員の所属:大学院教育実践研究科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
この授業では、第2言語での言語習得について、特に異文化交流という観点から考察していく。
異文化交流と、その背景にある様々な問題(歴史的、社会的、文化的、等)を踏まえながら、第2言語の習得について考察する。その際、外国語(第2言語)教育の現状および今日的な課題などとも関連付けながら考えることによって、より深いレベルでの理解を目指す。
・到達目標
第2言語習得や異文化理解について考える基礎となる力の育成を目指す。そのため授業では、毎回提示するトピックについて議論をしながら進めていく。授業中に紹介した文献や授業で取り上げた内容についてレポートを課すこともある。さらに、授業の中で学んだ知識について検証する期末試験を課す。

【科目の位置付け】
地域教育文化学科開講の「中心科目」(選択)である。履修に当たっては学部・学科のカリキュラム・ポリシーを参照すること。

【授業計画】
・授業の方法
授業の中で提示するトピックについて議論しながら授業を行う。
・日程
1. ガイダンス
2. 母語と第2言語
3. 臨界期仮説
4. 人格形成、アイデンティティー
5. 言語政策
6. サブ・カルチャー、カウンター・カルチャー
7. エスニック・マイノリティー
8. サピア=ウォーフの仮説
9. 普遍文法
10. ピジン語・クレオール語
11. World Englishes
12. 英語帝国主義
13. 複言語主義(ヨーロッパ共通言語参照枠)
14. 日本の英語教育と国際理解教育
15. まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
常に問題意識を持って授業に臨むこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習・復習のあり方については、初回の授業で指示する。

【成績の評価】
・基準
授業での発表、レポート課題、試験などにより総合的に評価する。
(授業の進行によっては変更することもあります。)
・方法
(授業の進行によっては配点が変わることもあります)
・発表 30点
・レポート課題 30点
・試験 40点
計 100点

【テキスト・参考書】
テキスト:必要に応じてプリントを配布します。
参考書:授業の中で紹介していきます。

【その他】
・学生へのメッセージ
本授業ではアクティヴ・ラーニングの導入を目指しています。それには活発なグループ・ディスカッションを行う必要があるためクラスサイズの上限を20名といたします。上限を超えた場合は、授業の内容を鑑み異文化交流コースの学生を優先して抽選を実施します。

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