【授業概要】
・テーマ
学校の防災管理と防災教育について,学校教員として相応しい基礎的な資質能力を育成する。
・到達目標
学校教員として,学校の防災計画の策定や改訂を含む防災管理への参画,および防災教育の企画と実践ができる。
【科目の位置付け】
地域の実態に即した学校の防災管理と防災教育を企画,実践できる力を身につけることは,ディプロマ・ポリシーにおける地域社会における課題を解決する実践力と総合的に判断する能力の向上に繋がるものである。
【授業計画】
・授業の方法
テーマによって異なる複数の教員による講義を行う。前半は自然災害の発生機構を中心に,後半は学校の防災教育と防災管理をテーマとする。
・日程
1 オリエンテーション 授業の目的・進め方・教員紹介 担当:村山他 2 地形学の基礎:地形の成り立ちと災害の痕跡 担当:八木 3 土砂災害 担当:八木 4 地質学の基礎:低地(沖積低地) 担当:川辺 5 水害:地形と土地利用 担当:川辺 6 地震・津波の基礎 担当:山形地方気象台 7 火山のしくみと火山災害 担当:山形地方気象台 8 気象の基礎 担当:山形地方気象台 9 気象災害 担当:山形地方気象台 10 防災教育の実践例① まちあるき,DIG等 担当:村山 11 防災教育の実践例② 防災ゲーム 担当:村山 12 防災教育の実践例③ 教科に埋め込まれた防災教育,防災教育の効果 担当:村山 13 学校の防災管理① 学校保健安全法等 担当:村山・齋藤 14 学校の防災管理② 初期対応と二次対応の実際 担当:村山・齋藤 15 学校の防災管理③ 学校と地域の連携 担当:村山・齋藤
【学習の方法】
・受講のあり方
・授業時間外学習へのアドバイス
【成績の評価】
・基準
学校の防災管理と防災教育の前提となる,自然災害の発生機構および学校防災の基礎に関する理解。
・方法
毎授業時の小レポート(75%)と学校防災に関するレポート(25%)
【テキスト・参考書】
授業時に紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
東日本大震災後の日本の学校において,防災管理と防災教育の向上,充実は必須である。教員を目指す学生の多くが受講することを期待する。
・オフィス・アワー
授業修了後。
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