社会教育演習
 Seminar on Social Education
 担当教員:安藤 耕己(ANDO Koki)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
社会教育学の基礎理論や実践例に関して、テキストの講読を通して理解を深めるとともに、自分の周りの社会教育実践について調べる。
社会教育学の基礎理論の理解を深め、地域社会における生活課題を認識し、その課題解決の方策について多くの実践から学ぶ。
・到達目標
(1) 社会教育学の基礎理論に関して理解を深め、そのことに関して的確に自分の言葉で説明できる。
(2) 社会教育の多様な実践について理解を深め、その可能性と課題について自分の言葉で説明できる。
(3) 自分の周りの社会教育実践について自ら調べ、的確に文章と口頭によって報告できる。
・キーワード
共同学習、相互学習、協働、ソーシャル・キャピタル、公民館・図書館・博物館、生涯スポーツ


【科目の位置付け】
児童教育コースのアドバンスド・プログラムに位置付く発展科目であり、社会教育主事任用資格取得に関わる選択必修科目である。

【授業計画】
・授業の方法
指定テキストについて、担当者がレジュメを作成して報告し、討議を行う演習形式である。
・日程
1.オリエンテーション
2.地域学習の思想と方法
3.地域教育運動における地域学習論の構築
4.「公害教育から環境教育へ」再考
5.東日本大震災と地域学習
6.農山村に広がる交流と対話的文化運動
7.社会的企業から地域の協同へ
8.子育て・子育ちと地域づくり
9.公民館における地域学習の探求
10.博物館構想の展開と地域学習
11.生涯学習機関としての大学の地域連携
12.発展途上国支援とコミュニティ学習
13.韓国における地域づくりと平生学習の展開
14.ドイツ・脱原発への市民の学習
15.まとめとふりかえり

【学習の方法】
・受講のあり方
よくテキストを調べて読み、自分が発表の回には責任を持ってテキストの内容紹介と自分の見解を簡潔にレジュメと口頭にて報告できるように努める。自分が発表の回では無い場合でも、事前にテキストを読み込み、質問や意見の提示ができるようにする。
・授業時間外学習へのアドバイス
次回予告されたテキストを読み込み、内容をよく理解しておくこと。
特に用語等に関して、授業中に理解できなかったことはさらに自分で主体的に調べてもらいたい。

【成績の評価】
・基準
個別発表において、簡潔および明瞭な内容のレジュメを作成して報告できていたか、また討議の場面で明確な根拠をもって自説を展開できたかにより合格を判断する。
・方法
発表レジュメの充実度(40%)と口頭発表(40%)、質疑応答(20%)の内容により評価する。

【テキスト・参考書】
テキスト:後日提示する。
参考書:小池源吾・手打明敏編著『生涯学習社会の構図』福村出版、2009

【その他】
・学生へのメッセージ
概論等で学んだ内容をさらに演習形式で深めます。社会教育主事任用資格取得希望者のみならず、学校外教育に関心のある教員志望学生、生涯スポーツ支援に関心のある学生等も歓迎します。
・オフィス・アワー
適宜メールで連絡してください。対応します。

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