英米文学講読
 Reading: English & American Literature
 担当教員:金子 淳(KANEKO Jun)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科異文化交流コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
 1)英文学の代表的分野である英詩を,これまで学習してきた英語の知識を活用して正しく読む訓練をすることで,深みのある読解力を養成する。
 2)詩の表現技法に親しみ,文学でうたわれている思想や感情を的確に把握するための訓練をする。
 3)英文学を学ぶにあたって必要な基礎的知識を習得する。
 4)イギリス・ロマン派詩人の特徴についての知識を得る。
・到達目標
 1)詩の英語を理解し,内容を正しく把握できるようになる。
 2)イギリス・ロマン派詩人の特徴についての理解ができるようななる。
・キーワード
 英米文学

【科目の位置付け】
 この授業は,欧米・アジアと日本について知見を持ち,文化交流や教育に貢献できる能力を身につけている(異文化交流コースディプロマ・ポリシー)及び国際的視野を身につけた国語科・社会科・英語科の教育者を育てる(異文化交流コースカリキュラム・ポリシー)に則り,イギリスロマン派の代表的詩から自然・人間・社会についての英米の基本的思考方法を学び,文化交流や教育に必要な能力を養う。

【授業計画】
・授業の方法
 1)イギリス・ロマン派を代表する6人の詩人の作品を読んでいく。
 2)授業を前半と後半に分け、前半(第2回から第7回)にはブレイク、ワーズワス、コールリッジ、後半(第9回から第14回)には新しい世代に属するバイロン、シェリー、キーツの作品を読んでいく。
 3)前半と後半に、それぞれの内容について質疑応答の時間を設ける。
・日程
 第1回:韻律や比喩的表現などの,英詩を読む際に必要な基礎的知識とイギリス・ロマン派が活躍した時代背景について講義する。
 第2回:ブレイクの“Infant Joy,” “Night,” “Infant Sorrow,” “The Garden of Love”を読む。
 第3回:ブレイクの“London,” “The Tyger,” “The Sick Rose”を読む。
 第4回:ワーズワスの“Resolution and Independence”の前半(1-70)を読む。
 第5回:ワーズワスの“Resolution and Independence”の後半(71-140)を読む。
 第6回:ワーズワスの “The Tables Turned,” “To the Cuckoo”を読む。
 第7回:ワーズワスのルーシー詩3編とコールリッジの“To the River Otter”を読む。
 第8回:前半に取りあげた詩に関して,「授業の到達目標及びテーマ」に即して質疑応答をする。
 第9回:バイロンの “I would I were a Careless Child”を読む。
 第10回:バイロンの“So, We’ll Go No More a Roving,”“On This Day I Completed My Thirty-Sixth Year”を読む。
 第11回:シェリーの “Ode to the West Wind”の前半(1-40)を読む。
 第12回:シェリーの “Ode to the West Wind”の後半(41-70)を読む。
 第13回:キーツの“Ode to a Nightingale”の前半(1-40)を読む。
 第14回:キーツの“Ode to a Nightingale”の後半(41-80)を読む。
 第15回:後半に取りあげた3人の詩に関して,「授業の到達目標及びテーマ」に即して質疑応答をしてから,定期試験を実施する。

【学習の方法】
・受講のあり方
 1)テキストを購入し,本文に線を引くなどし,ポイントを正しく理解する。
・授業時間外学習へのアドバイス
 2)与えられた課題に向けて図書館やインターネットを活用し情報収集や配付資料の事前学習を行い,自分の考えをまとめておく。

【成績の評価】
・基準
 1)詩の英語を理解し内容を正しく把握できること,イギリス・ロマン派詩人の特徴について適切に説明できることを合格の基準とする。
・方法
 1)平常点30点+期末テスト70点

【テキスト・参考書】
 テキスト:教室で指示する。

【その他】
・オフィス・アワー
 初回の授業の際にお知らせいたします。

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