実践英作文演習
 Practical English Composition
 担当教員:佐藤 博晴(SATO Hiroharu)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科異文化交流コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
英文のパラグラフとエッセイの構成に関する理解を図る。従来までの文法事項を軸に据えた和文英訳的英作文練習ではなく、ある程度まとまりのある英文を英語特有の理論的展開を踏まえて書けるようにできることが目標となる。
・到達目標
英文のパラグラフやエッセイの構成に関する知識に基づいて英文が作成できる。

【科目の位置付け】
この科目は、多面的素養:複数の言語運用能力を備えた文化交流や日本語教育に貢献できる者、国際的な視野を身に着けた国語科・社会科・英語科
の教員を育てる異文化交流コースのカリキュラムポリシーに基づいて開講される教科に関する科目(英語・選択)である。

【授業計画】
・授業の方法
授業時数の前半部分を使い、英文のパラグラフやエッセイの構成に関する知識の習得を図る。後半以降は毎回、一つのテーマを決め、それについてのモデル・エッセイで英文構成やテーマに関する専門用語を学習したのち、英文を作成する訓練を行う。完成した英文は、学生間で評価させ、英文構成上優れている点を相互学習する機会も設ける。
・日程
授業計画
第1回:パラグラフフとは。列挙、例示、原因・結果の書き方について
第2回:結果・原因、比較、対照、分類の書き方について
第3回:分析、定義、過程、問題解決策の書き方について
第4回:時間的順序、空間的配列の書き方について
第5回:意見・類推の書き方について、パラグラフの書き方のまとめ
第6回:エッセイとは何か;パラグラフからエッセイへ
第7回:効果的なエッセイの書き方
第8回:エッセイライテングの練習(1)「ガンの告知」
第9回:エッセイライテングの練習(2)「人工中絶」
第10回:エッセイライテングの練習(3)「原子力問題」
第11回:エッセイライテングの練習(4)「死刑制度」
第12回:エッセイライテングの練習(5)「体罰」
第13回:エッセイライテングの練習(6)「尊厳死」
第14回:エッセイライテングの練習(7)「離婚問題」
第15回:まとめ、テスト、テスト解説

【学習の方法】
・受講のあり方
 毎回、予習フリントと課題として出されるエッセイを完成させてから授業に臨むこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業で学んだ事項はその都度復習し、英文のパラグラフやエッセイに関する知識の定着を図ってください。また、授業で相互評価を受けた英文は必ず推敲し、より完成度の高い英文に仕上げてください。

【成績の評価】
・基準
学生に対する評価
 以下の観点で、レポートやテスト、授業中の口頭による発表などを中心に、総合的に判断する。
 ・授業に対し主体的・積極的に参加したか。
 ・レポートやテスト、授業中の口頭による発表内容が設定された目標に達しているか。
・方法
授業への積極的な参加30%、提出物30%、期末試験40%

【テキスト・参考書】
参考書:山村三郎 他著(2007)Writing Techniques for College Students 金星堂
必要なプリントは随時作成し、配布します。

【その他】
・オフィス・アワー
オフィス・アワーについては第1回目の授業時にお知らせしますが、可能な限り随時質問にはお答えします。

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