日本文化論演習
 Studies in Japanese Culture
 担当教員:加藤 健司(KATO Kenji)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科異文化交流コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
近代作家の小説、日記や書簡、その他資料を読みながら、文章を資料として読解するとはどのような作業かを体験します。
明治以降の作家に正面から取り組み、現代日本文化理解の一助とするのがねらいです。
・到達目標
資料を読む作業とはいかなるものかを理解し、自ら実践できるようになるのが目標です。
・キーワード
近代文学、日記、書簡

【科目の位置付け】
本演習では、自ら題材を選び、そこに問題や疑問を見いだし、論理的思考によってなんらかの解決を実際に提示し発表する。発表に対する教室内での議論を通じて、健全な批判精神を伴う教養を身につける。(ディプロマ・ポリシー)

【授業計画】
・授業の方法
小グループで対象を選び、成立の背景・時代・影響などを調査・考察し、対象となる日記や書簡に「注」をつけてゆく作業となります。
・日程
第1回:演習の進め方の確認、グループ分けなど
第2回~第14回:担当部分についてグループ毎に発表
第15回:総評ほか

【学習の方法】
・受講のあり方
1)発表の準備にあたっては丁寧な調査、発表にあたっては聴衆が理解しやすいよう工夫をしてください。
2)発表を聴く場合も、ただ受け身で聴くのではなく、活発な議論を期待します。
・授業時間外学習へのアドバイス
自分のグループ担当ではない回も、かならずあらかじめ当該資料を念入りに読んでおいてください。
発表で興味をもった作者・時代・影響関係などをヒントに、さらにさまざまな作品を渉猟してください。

【成績の評価】
・基準
演習の進め方の説明にしたがって、事前にじゅうぶんな準備をして課題を読み発表をしているか、他の受講者の発表について積極的に質問をしているか、追加の調査が必要とされた場合その準備も丁寧にできたか、発表がわかりやすく実施できたか、発表後の質疑応答を受けて発表よりも充実したレポートを作成できたか、が基準となります。
・方法
演習への積極的な参加、発表内容を50%、期末のレポート50%を基本として総合的に評価します。発表については、場合によって再発表を求める場合もあります。

【テキスト・参考書】
教科書:履修者が必要に応じてプリントを配布します。パワーポイントによる発表をよりよく理解するために必要と考える資料を作成してください。
参考書:発表者の発表内容に応じて、担当者から適宜基礎的参考書を提示します。

【その他】
・オフィス・アワー
月曜3・4校時

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