地理学野外実習B
 Geographical Fieldwork B
 担当教員:村山 良之(MURAYAMA Yoshiyuki)
 担当教員の所属:大学院教育実践研究科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
東北地方をフィールドとして,4泊5日の実習を行う。そこで,地形と土地利用,都市および村落の景観と機能,地域の産業等について,実際に観察する。フィールドノートの取り方や写真撮影とその整理法についても学習する。事前学習会において担当の文献を紹介しあって理解を深め,地形図の読図や利用法についても学習する。実習後には,各自が作成したレポートを報告しあって,実習で得た知識を深化,定着させる。
・到達目標
・東北地方の自然(地形等),都市および村落の景観と機能,地域の産業等について,実際に観察して理解する。
・事前学習および事後報告会を含めて,地域のさまざまな側面について調べる方法(地形図の読図や利用,各種統計の入手と加工,フィールドノートの取り方,写真撮影と整理法等)についても獲得する。
・キーワード
フィールド調査,地表システム,景観分析

【科目の位置付け】
フィールドワークを通じて,学生自ら問題を発見し,個々人または共同でその解決までの論理的道筋を見いだす能力を獲得する(カリキュラムポリシー)。
教員免許取得のための選択科目 地理学(中学校社会),人文地理学及び自然地理学(高等学校地理歴史)


【授業計画】
・授業の方法
集中形式でフィールド調査法を学ぶ
・日程
実習は8月に実施する予定であるが,変更される可能性もある.講義の際や掲示板でにアナウンスされるので注意すること.

実習地域は東北地方北部を予定している.

・事前学習会の時間を利用して、対象地域、巡検内容等を相談の上決定し、出発の2週間前までに対象地域 の関連文献・資料の検索および紹介を行う。
・実習の実施時期については、8月を予定している。
・実施後は指定されたテーマに基づいてレポートにまとめて提出する。

【学習の方法】
・受講のあり方
現地での景観に対する知的好奇心を常に研ぎ澄ませる.
・授業時間外学習へのアドバイス
調査地域に関する文献・資料の検索および講読を通じて予備知識を得ておくことは不可欠
自らの観察事項を,既存資料等と比較することで地域の変化や問題点を明らかにする.さらには地域性にまで踏み込んだ考察を行う.

【成績の評価】
・基準
以下の観点で評価する。
事前学習会への参加と発表,実習への参加,実習後のレポートおよび報告会への参加と発表をふまえて,授業概要(到達目標)に対してどの程度達成されたかで評価する。
・方法
・事前学習会への参加と発表(必須)
・実習への参加(必須)
・実習後のレポート及び報告会への参加と発表(100点)

【テキスト・参考書】
事前学習会の中で指示し、必要に応じてプリント資料を配布する.
調査地域の既刊論文を自ら収集しまとめること

【その他】
・学生へのメッセージ
事前および事後の学習会参加が必須.
・オフィス・アワー
木曜13:30-14:30

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