【授業概要】
・テーマ
教育心理学の概説講義 教育心理学は、教育を効果的に行うのに必要な知識や技術の心理学知見について扱う。本講義では、教育心理学に関する多くの基礎的かつ専門的な知見をとりあげ講義する。それを通して、教育心理学の幅広く専門的な知識を習得し、その応用について各自考える。
・到達目標
教育心理学の主要領域(発達、教授・学習、パーソナリティ・適応、教育評価)における知見を習得する。講義を通して、教育心理学の知識を習得し、それを実際に応用する方法について考える。そのために、基礎的知識・理解・応用力を問う試験を2回行う。また、適宜、講義中に知識の確認と応用に関して小レポートを実施する。
【科目の位置付け】
認定心理士資格a領域基本主題、教科又は教職に関する科目
【授業計画】
・授業の方法
教育心理学の様々な理論について、スライドや配布資料を用いて講義し、必要に応じて、作業を行う。
・日程
1.教育心理学総論(第1、8、14、15回) (1)教育心理学とは (2)教育心理学の歴史と方法論 2.発達(第6、7、8回) 3.教授・学習(第9、12、14回) 4.パーソナリティと適応(第2~5、8回) 5.測定と評価(第10、11、13、14回) 上記の内容に加え、各領域の基礎的知識・理解・応用力の確認のために試験を2回行う(第8、14回)。
【学習の方法】
・受講のあり方
理論や研究の話を自分の身近に起こる現象を説明するために用いようと心がけること。また、必ず事前にテキストを読んでおき、自分がイメージしていたことや理解できなかったことと対照させて授業に参加すること。質問や確認は、自分だけでなく他の受講生にとっても役に立つものなので、積極的に発言すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業で扱う箇所は必ず事前に読み、不明な点についてチェックしておくこと。 テキストや資料を読み返して頭を整理しておくこと。また、日常生活で起こっている現象を理論に当てはめて考えたり、自分の実体験と照らし合わせたり、実際に技法を活用してみること。
【成績の評価】
・基準
授業(質問・作業など)への参加内容、試験、特別レポート(提出自由)により評価する。教育心理学に関する基礎的知識・理解・応用力を適切に習得しているかを評価する。
・方法
「評価点」=「授業(質問・作業など)への参加内容(20点)」+「試験;80点)」+「特別レポート(追加点)」+「減点(下限なし)」
【テキスト・参考書】
次のうちいずれかをテキストとする。初回に決定する。 『教育心理学』新井邦二郎・濱口佳和・佐藤純著 培風館 2009年 『教育心理学エチュード』糸井尚子編著 川島書店 2012年 『やさしい教育心理学 改訂版』鎌原雅彦・竹綱誠一郎著 有斐閣アルマ 2005年 『実践入門教育カウンセリング』小林正幸編著 川島書店 1999年 『はじめて出会う心理学 改訂版』長谷川寿一他著 有斐閣アルマ 2008年 『教育心理学Ⅱ発達と臨床援助の心理学』下山晴彦編著 東京大学出版会 1998年 『教育心理学への招待』岩脇三良著 サイエンス社 1996年 『たのしく学べる最新教育心理学』桜井茂男編著 図書文化 2004年 『心理測定法への招待』市川伸一編著 サイエンス社 1991年
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