【授業概要】
・テーマ
色彩、形態(点・線・面)を用い、造形秩序(バランス、リズムなど)を意識した実践的課題により、構想力や発想力の土台となる視覚表現の原理を学び、美的センスの洗練を追及する。また、メディア表現として写真等を用いながら、機器構成能力の基礎を学ぶ。
・到達目標
デザインばかりでなく様々な造形分野の基礎となる、形態、色彩、コンポジション、発想法などを様々な演習課題を通して学び、造形活動の土台となる視覚表現の原理を習得していく。 造形要素(造形言語)、造形秩序(造形文法)を理解し、それらの視覚表現性を上手に活用しながら自らの美的センスの洗練を目指す。形態やアとを目標とする。
・キーワード
形態・色彩・コンポジション・発想法・美的センスの洗練
【科目の位置付け】
実習を通してデザインの視覚原理を学び、制作に必要な基礎的な知識・能力を身につけるものである。中学校・高等学校一種免許状(美術)および高等学校一種免許状(工芸)取得の必修科目
【授業計画】
・授業の方法
課題の制作過程において、デザインに関する基礎的な知識と技法を修得する。
・日程
第1回:色彩の基本(色の体系・三原色・混色をテーマとした課題) 第2回:無彩色の構成(グレースケール・グリッドにおける白と黒の混色と補正) 第3回:黒一色による構成1(ユニット構成による新たなパターンの創造) 第4回:黒一色による構成2(リズムとバランス) 第5回:黒一色による構成3(シンメトリーとアシンメトリー) 第6回:有彩色と無彩色の構成(無彩色と高彩度色・無彩色と低彩度色) 第7回:色相環を用いた構成(補色・近似色・スプリットコンプリメンタリー) 第8回:明度に関する構成(ハイ キー・ロー キー) 第9回:明度に関する構成(凹凸感の表現) 第10回:点の構成(バランスとリズム) 第11回:線の構成(数列を用いた構成) 第12回:メディア表現(写真・ハンティング&コレクション) 第13回:メディア表現(写真コラージュ) 第14回:メディア表現(コピー&ペースト) 第15回:講評
【学習の方法】
・受講のあり方
造形要素(造形言語)、造形秩序(造形文法)を意識しながら授業に臨むこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
デザインに関する文献を事前に読んでおくことが望ましい。 課題制作を通して、自らの制作活動への発展を考察して下さい。
【成績の評価】
・基準
課題に対する理解力 50点、造形能力 50点 計 100点
・方法
課題の制作過程、提出作品から総合評価を行う。
【テキスト・参考書】
特にテキストは用いない。適時、プリントを配付する「芸術・デザインの平面構成」朝倉直巳著(六耀社) 「芸術・デザインの色彩構成」朝倉直巳編・著(六耀社) 「新 構成学」三井秀樹著(六燿社) 「コンピュータ時代のベーシックデザイン 視覚表現」南雲治嘉著(グラフィック社)
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