【授業概要】
・テーマ
【日本の伝統的歌唱及び合唱の基礎についての理解と実践】 ① 日本の伝統的な歌唱について学び、西洋の発声法との違いを認識する。 ② 合唱において各パートの役割について理解する。 ③ ハーモニーにおける基礎的な技術を身につける。 ④ 日本の伝統的な歌唱法と西洋の歌唱法との比較検討も行うことによって、歌唱法について理解を深める。 ⑤ 合唱演奏に必要不可欠な発声法、呼吸法の基礎を学ぶ。そして集団で合唱曲を仕上げていく過程を経験しその方法について学習する。
・到達目標
発声を中心に授業を展開し、よく響きあう音(声)作りを目標とする。 また、邦人作品などピアノ伴奏の付いている曲を取り上げ、美しい音(正しい日本語)に留意する。 後期(合唱B)に組み込まれている定期演奏会への準備段階として、美しいハーモニーの作り方を研究する。
・キーワード
ハーモニー、呼吸、発声
【科目の位置付け】
卒業要件上の必修科目
【授業計画】
・授業の方法
・日程
第1回:オリエンテーション 日本の伝統音楽の歌唱について学ぶ。また日本語歌唱についての課題についても併せて学習する。 第2回:日本の伝統音楽の歌唱について学ぶ。また日本語歌唱についての課題についても併せて学習する。邦人合唱作品(三善晃・信長高富などの作品)の演奏を通して【発声・ハーモニー】の基礎を学ぶ。 第3回:日本の伝統音楽の歌唱について学ぶ。また日本語歌唱についての課題についても併せて学習する。邦人合唱作品(三善晃・信長高富などの作品)の演奏を通して【発音のポイント】の基礎を学ぶ。 第4回:小学校における合唱作品(NHK学校音楽コンクール小学校課題曲)について音楽作りを実践的に学ぶ。 第5回:中学校における合唱作品(NHK学校音楽コンクール中学校課題曲)について音楽作りを実践的に学ぶ。 第6回:高等学校における合唱作品(NHK学校音楽コンクール高等学校課題曲)について音楽作りを実践的に学ぶ。 第7回:ルネサンス・バロック期の合唱作品(T.モーリー)を取り上げ、ハーモニー作りの基礎を学ぶ。 第8回:ルネサンス・バロック期の合唱作品(J.ダウランド)を取り上げ、ハーモニー作りの基礎を学ぶ。 第9回:アカペラ合唱作品を取り上げ、ハーモニー作りの基礎を実践的に学ぶ。(ルネサンス・バロック期の合唱作品) 第10回:モーツァルト「死者のためのレクイエム」より“怒りの日”を取り上げ、混声合唱のハーモニー作りの基礎を学ぶ。 第11回:モーツァルト「死者のためのレクイエム」より“涙の日”を取り上げ、混声合唱のハーモニー作りの基礎を学ぶ。 第12回:ブラームスの「四重唱曲Op.31,64」を取り上げ、ドイツ語の発音の基礎を学ぶ。 第13回:ブラームスの「四重唱曲Op.92,112」を取り上げ、ドイツ語の発音の基礎を学ぶ。 第14回:ブラームスの「愛の歌Op.52」を取り上げ、ドイツ語の発音の基礎を学ぶ。 第15回:ブラームスの「新愛の歌Op.65」を取り上げ、ドイツ語の発音の基礎を学ぶ。
【学習の方法】
・受講のあり方
・授業時間外学習へのアドバイス
【成績の評価】
・基準
以下の評価の観点に則り、提出レポートの内容などを踏まえて総合的に判断し、複数教員によって評価する。 ①全体授業での方向性を理解し努力したか。 ②内容に対する理解や工夫が見られたか。 ③授業に積極的であったか。
・方法
学期末のレポート60点提出、平常点40点
【テキスト・参考書】
教員が用意した楽譜を配布する。
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