トレーニング論
 Training theory and method for physical fitness
 担当教員:渡邉 信晃(WATANABE Nobuaki)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科スポーツ文化コース
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
トレーニングに関連する生理学(筋、心臓血管系)および解剖学の基礎(講義)。トレーニングの原則とトレーニング効果に関する科学的知見の解説(講義)。体力の測定および評価方法の解説と実践(講義、演習)。目的別トレーニングの安全かつ正しい実施方法および指導上の注意点に関する解説(講義、演習)。トレーニングプログラムの作成方法の解説と実践(講義、演習)。
トレーニング科学を構成する基本的な生理学、解剖学、体力科学を理解する。
安全で効果的なトレーニングを実施するための原理・原則を理解する。
体力測定や各種トレーニングの実施から、トレーニングプログラム作成の実際について学ぶ。
・到達目標
基本的な生理学・解剖学の理解とともに、科学的なトレーニングの理論について理解する。最大筋力および全身持久力の向上を目的としたトレーニングを中心に、トレーニング者およびトレーニング指導者の両面から安全かつ正しいトレーニング方法(指導法)を習得する。体力の測定・評価方法を理解し、個々に応じたトレーニングプログラムを考案する。
・キーワード
運動生理学、解剖学、体力科学、トレーニングの原理・原則、トレーニングプログラム

【科目の位置付け】
本授業は、スポーツ文化コース内の専門科目であり、中学・高等学校教諭免許状(保健体育)を取得するために必要な選択科目である。学校体育や課外活動、スポーツクラブ等において安全かつ効果的なトレーニング指導の実践に必要な理論と技能を身につけるものである。

【授業計画】
・授業の方法
講義による理論学習と演習による実践学習
・日程
第1回:トレーニング科学の概論、生理学(筋)の基礎(講義)
第2回:生理学(心臓血管系)の基礎、解剖学の基礎(講義)
第3回:体力の定義と分類および運動・健康との関係性(講義)
第4回:トレーニングの原理・原則(講義)
第5回:トレーニング効果(講義)
第6回:トレーニング強度の設定とトレーニング計画(講義)
第7回:新体力テスト(文部科学省)の目的と各測定項目の解説(講義)
第8回:新体力テスト(文部科学省)の実施と評価(演習)
第9回:体力レベルの評価と改善プログラムの作成、目的別トレーニングの紹介(講義)
第10回:ストレッチング(演習)
第11回:スプリントトレーニング・エンデュランストレーニング(演習)
第12回:レジスタンストレーニング1(演習)
第13回:レジスタンストレーニング2(演習)
第14回:コーディネーショントレーニング・バランストレーニング(演習)
第15回:最終テスト(まとめ)の実施およびその解説

【学習の方法】
・受講のあり方
本授業では、講義及び実技形式の演習により安全で効果的なトレーニングの理論と実践について学ぶ。体育・スポーツに携わる者として、特に指導者を志す者にとっては重要な内容を学ぶことになるので、積極的な授業参加を求める。
・授業時間外学習へのアドバイス
各自行なう。
欠席した場合は速やかに配布資料を入手し、内容の理解に努めること。

【成績の評価】
・基準
トレーニングに関連する科学的知識を体系的に理解できたか。演習に安全かつ積極的に参加できたか。個人の体力を正確に測定・評価できるか、さらに改善のための適切なプログラムを考案できるか。目的に応じた様々なトレーニングの実施方法を正しく理解し、適切な指導ができるか。
・方法
出席状況を加味しながら、レポート(30%)や発表(20%)、最終テスト(50%)を上記の評価基準で採点し、総合的に判断し評価する。

【テキスト・参考書】
パワーポイントやプリントを用いる。

【その他】
・学生へのメッセージ
実技形式の授業では高い負荷での運動もあるので、授業参加にあたり体調管理に十分気をつけること。

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