被服学概論
 Studies of Clothing Science
 担当教員:髙木 直(TAKAGI Nao)
 担当教員の所属:地域教育文化学部非常勤講師
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
快適な衣生活を営むために必要な知識を習得し,衣生活上の課題解決を目指す。
・到達目標
中学校・高等学校家庭科の衣生活領域に関わる内容のうち,教科書に取り上げられている事項を中心に専門的な知識を習得する。特に,被服の機能,服装の歴史,被服材料,被服衛生,被服管理について理解する。
・キーワード
被服の機能,被服材料,被服管理

【科目の位置付け】
本コースの「生活文化教育プログラム」の,中・高等学校家庭科の教員免許状取得に必要な科目であり,本コースの「専門科目」である。中・高家庭科の指導内容を中心に,生活に必要な知識を幅広く習得し,関係する課題を総合的に解決できるようにする。

【授業計画】
・授業の方法
講義を中心にして進めるが,教材開発ができることも視野に入れ,簡単な実験や演習も取り入れる。
・日程
1.オリエンテーション
2.被服の機能(1)着衣の動機と着衣の目的
3.被服の機能(2)被服の機能と被服材料に求められる性能
4.服装の歴史(1)西洋の服装の変遷と時代の特徴
5.服装の歴史(2)日本の服装の変遷と時代の特徴
6.被服材料(1)繊維の種類と分類
7.被服材料(2)繊維の種類と見分け方
8.被服材料(3)糸の種類と特徴,撚りと強度の関係
9.被服材料(4)織物と編み物の特徴
10.被服衛生(1)人体の産熱と放熱
11.被服衛生(2)被服の保温作用
12.被服管理(1)洗浄の理論
13.被服管理(2)界面活性剤の特徴
14.被服管理(3)繊維製品の表示,取り扱い絵表示ほか
15.まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
家庭科を指導する立場を考えて,課題を持って受講すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
必要な資料や参考書を示すので,前もって読んでおくこと。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標を正しく理解していることを合格の基準とする。
・方法
レポート30点,期末試験70点の結果を総合評価する。

【テキスト・参考書】
参考書:大野静枝他『被服学』朝倉書房
中野刀子編『消費者のための被服学』学術図書出版
安喰功他『消費科学からみた被服材料学』三共出版

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