地圏環境科学
 Environmental Earth Science
 担当教員:大友 幸子(OHTOMO Yukiko)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科生活環境科学コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
現在の地球上で起こる地質現象:地震・火山活動などの諸現象をについて学習する。
・到達目標
1)蔵王(または鳴子・鬼首)火山の地形・地質・活動史の学習を通して,島弧火山について理解する。
2)地震波と地球の内部構造について理解する。
3)プレート運動とプレート境界について理解する。
4)日本列島周辺の地震,火山,地殻変動について説明できる。
・キーワード
地震,火山,蔵王(または鳴子・鬼首)火山,地球の内部構造,プレート運動

【科目の位置付け】
日本列島に住む私たちにとって身近な地殻変動である地震・火山活動を理解するために固体地球科学の基礎的知識を習得する。

【授業計画】
・授業の方法
講義,野外観察
・日程
主に以下のような内容を予定しています.
1.活火山・島弧火山
2.東北地方の火山帯および蔵王(または鳴子・鬼首)火山概説
3.蔵王(または鳴子・鬼首)火山の地質と地形観察(野外巡検)10月15日(土・開学記念日)
4.蔵王(または鳴子・鬼首)火山の活動史
5.地震波・地球の内部構造
6.地球の層構造
7.アイソスタシー
8.プレートテクトニクス
9.海嶺・トランスフォーム断層
10.沈み込み帯・衝突帯
11.プレートの原動力,日本周辺のプレート境界
12.プレートテクトニクスとプルームテクトニクス
13.地震・震度分布
14.プレート境界地震と内陸地震
15.地震予測
*“蔵王(または鳴子・鬼首)火山の地質と地形観察 ”は10月15日(土)に1日巡検で行います(10月15日は開学記念日でもあります)

【学習の方法】
・受講のあり方
地学は直接私たちの生活に関わってくるような現象を多く扱っています。それを学ぼうとする人にとって,地球表層の環境とそれを起因する惑星深部の運動を知ることは不可欠です.
・授業時間外学習へのアドバイス
日常的に日本や世界で起こる地球科学現象に関する雑誌記事,新聞記事,テレビ報道に興味・関心を持ってください.そのような地球科学現象が身近にも起こりうることを常に意識するようにしてください.
講義の内容だけを覚えるのではなく,授業中に示された参考書や専門書を積極的に読むことで自己の知識や地球科学的考え方を鍛えてください.

【成績の評価】
・基準
1)蔵王(または鳴子・鬼首)火山の地形・地質・活動史について説明することができる。
2)地震波と地球の内部構造の関係について説明することができる。
3)プレート境界,プレート運動とその原動力について説明することができる。
4)世界および日本列島周辺の地震,火山,地殻変動について説明することができる。
・方法
中間試験・期末試験(80%)と火山巡検レポート(20%)

【テキスト・参考書】
【テキスト】ニューステージ 地学図表 浜島書店ISBN4-8343-4007-4 (毎回使います)授業でプリントも配布します。

【その他】
・学生へのメッセージ
世界で起こる地震,火山現象のニュースについて関心を持ってください.
・オフィス・アワー
火曜日14:40-15:40(研究室)

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