生活環境と職業指導
 Vocational Industrial Guidance
 担当教員:河合 康則(KAWAI Yasunori)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科生活環境科学コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
「工業高校及び総合高校における「進路指導・キャリア教育論」」
・到達目標
工業高校及び総合高校における・職業指導・進路指導・キャリア教育の概要について,技術教育と関連付けながら理解できる。
進路指導の事例的な指導資料を基に進路指導の方法について考えることができる。
工業高校及び総合高校における職業・企業の現状について,就職活動などの事例を通して考えることができる。
・キーワード
就職指導,進路指導・キャリア教育,職業・技術教育

【科目の位置付け】
専門科目,教員免許工業(高)

【授業計画】
・授業の方法
職業指導・進路指導・キャリア教育・技術教育に関する歴史や諸問題についての学習を通して,これからの工業高校及び総合高校における進路指導とキャリア教育及び技術教育の在り方について考える。
テキストと参考書を基にした,テーマごとの輪読と分担発表を行う。
・日程
第1回:ガイダンス:戦後日本の職業・技術教育史の全体像を把握する。  第2回:教育改革:第3の教育改革について理解する。  第3回:生きる力の育成:学びの原点を理解する。  第4回:大学入試の現状と問題点:大学の入試改革の概要を理解する。  第5回:職業観をめぐる諸問題:職業の概念について理解する。  第6回:進路指導・キャリア教育の歴史:職業指導から進路指導・キャリア教育への変遷について理解する。  第7回:法的規定:進路指導・キャリア教育の法的規定について理解する。  第8回: 理論:進路指導・キャリア教育の理論について理解する。  第9回:能力・適性:能力・適性の解釈について理解する。  第10回:進路指導の実際:工業高校及び総合高校における進路指導・キャリア教育の組織と実態について,ホームページ検索を行い,把握する。  第11回:進路指導の実際:検索した結果を発表し,質疑応答して認識を深める。  第12回:事例研究:事例的な指導資料を基にした,工業分野の職業に関する進路指導とキャリア教育の問題について演習形式で学習する。  第13回:工業分野の就職活動の現状と課題:現代社会の工業分野の職業・企業及び就職活動の現状と諸問題について,参考書や就職活動ビデオなどを用いて,状況を知る。  第14回:工業分野の就職活動の現状と課題:討論して理解を深める。  第15回:学習のまとめ:工業分野の職業に関する進路指導・キャリア教育について,レポートにまとめる。

【学習の方法】
・受講のあり方
分担したテーマについてレポートし発表する。毎時間の発表や討議に参加し,中学校や工業高等学校の職業指導,進路指導・キャリア教育について,技術教育と関連付けながら学習します。
・授業時間外学習へのアドバイス
・予習のあり方
テキストと参考書を基に,分担したテーマについてレポートし発表する。
・復習のあり方
毎時間のレポートを整理集録する。

【成績の評価】
・基準
1.毎時間の取り組み状況 ,2.ホームページ検索と発表,3. 職業指導・進路指導・キャリア教育についてのレポート,1を30%,2を30%,3を40%,合計100点で採点します。
・方法
成績評価基準に基づき,総合的に評価します。

【テキスト・参考書】
[テキスト]
〇進路指導・キャリア教育論,改訂版,坂本昭 著,中川書店,ISBN 978-4-931363-53-3,
[参考書]
〇高等学校キャリア教育の手引き,文部科学省,教育出版,ISBN978-4-316-30058-0,教育出版

【その他】
・学生へのメッセージ
科学技術教育プログラムを選択した(工業(高等学校)の免許を取得する)学生は必修です。
・履修に当たっての留意点
1回目の授業のガイダンスで,テーマの分担をします。必ず出席して下さい。
・オフィス・アワー
火曜日7・8校時(第3火曜日を除く)

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