【授業概要】
・テーマ
テーマは、平面および空間の幾何学を教材として集合、写像、論理を学習することである。
・到達目標
授業の到達目標は次の3つである。 1)集合や写像などの基本的な概念を正しく理解し、それらを問題の定式化に用いることができる。 2)自分の考えやアイディアを数学的に正しく記述し反映することができる。 3)推論を正しく行い問題を解決することができる。
・キーワード
数ベクトル、内積、ノルム、写像、変換、図形、幾何学
【科目の位置付け】
この授業は、自然科学、数理科学の問題を解決する能力を養うものである。(地域教育文化学部 システム情報学コースのカリキュラムポリシー)
【授業計画】
・授業の方法
演習を取り入れた講義形式で行う。授業は、基本的な概念と用語の説明、問題解決のための考え方あるいはアプローチの仕方の説明、問題を解く時間、解答例の順に行われる。
・日程
1回目:数ベクトル空間、内積、ノルムの定義と基本的性質 2回目:数ベクトル空間、内積、ノルムのを用いた計算と応用 3回目:写像、関数、変換の定義と基本的性質 4回目:写像、関数、変換を用いた計算と応用 5回目:試験とその解説(第1回) 6回目:図形とその表し方の基礎 7回目:図形とその表し方の実例と応用 8回目:種々の変換と幾何学(ユークリッド幾何学、相似幾何学、アフィン幾何 学)の概説 9回目:種々の変換と幾何学における考察とその比較 10回目:試験とその解説(第2回) 11回目:同値関係、類別、商集合の定義と基本的性質 12回目:同地関係、類別、商集合の実例と応用 13回目:種々の幾何学における基本的な定理とその証明 14回目:種々の幾何学における様々な定理とその証明 15回目:試験とその解説(第3回)
【学習の方法】
・受講のあり方
初めの40分から1時間で講義を行います。その後、講義内容に関する質問をしたり、必要に応じ与えた課題に取り組んでもらいます。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義内容を何度も繰り返し復習することにより単に覚えたというだけでなく、他の人にも説明でくるくらいの理解まで到達することを目指す。
【成績の評価】
・基準
到達目標を自発的に実践しようと務めることができることが合格の基準である。
・方法
試験(第1回) 30点 試験(第2回) 30点 試験(第3回) 40点 計 100点
【テキスト・参考書】
使用しません。
【その他】
・オフィス・アワー
講義の中で案内します。
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