情報数学
 Information Mathematics
 担当教員:市川 啓(ICHIKAWA Hiraku)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
統計教育及び関数教育などの指導に係って,パソコンやグラフ電卓等の教育的意義や活用法やについて理解を深める。パソコンやグラフ電卓等の基本的な使用方法および,数学の授業における代表的な活用例の演習も含めて講義する。
・到達目標
中学校及び高等学校における統計教育及び関数教育などの指導に係って,パソコンやグラフ電卓等を教具として活用できるようにする。
・キーワード
パソコン・グラフ電卓等の教具としての活用  

【科目の位置付け】
システム情報学コース 専門科目
中学校教員免許(数学)・高等学校教員免許(数学)取得のための必修科目

【授業計画】
・授業の方法
講義・演習
・日程
第1回:統計教育及び関数教育を視点に小中高の算数・数学カリキュラムを概観する。
第2回:数学教育における情報の取り扱いと意義について講義する。(話題:点字,古典的暗号) 
第3回:分数電卓の教育的意義と活用例について演習及び講義する。(話題:数感覚)
第4回:グラフ電卓の教育的意義と基本的使用方法について演習及び講義する。(話題:卵の問題)
第5回:グラフ電卓の活用例について演習及び講義する。(話題:リレーの問題)
第6回:身近な活用例について演習及び講義する。(話題:バーコード,ISBN)
第7回:現代的な暗号について講義する。(話題:RSA暗号)
第8回:誤り訂正符号について講義する。(話題:QRコード)
第9回:誤り訂正符号について演習する。(話題:QRコード)
第10回:CBL(calculator based laboratory)の利用について演習及び講義する。(話題:関数グラフ)
第11回:中学校及び高等学校数学科におけるパソコンの利用について講義する。(話題:パソコン利用の教育的意義,利用の実態,問題点)
第12回:パソコン利用について演習する(1)。(話題:表計算ソフトの利用方法)
第13回:パソコン利用について演習する(2)。(話題:図形ソフトの利用方法)
第14回:パソコン利用について演習する(3)。(話題:通信機能)
第15回:第1回~第14回までの授業を振り返り,学んだことを整理し発表する。(プレゼンテーション) 

【学習の方法】
・受講のあり方
数学教育におけるテクノロジーの利用について考えると共に、実際に授業において活用出来るよう、演習にも積極的に取り組んでください。
・授業時間外学習へのアドバイス


【成績の評価】
・基準
以下の評価の観点に則り,レポート及び発表内容等を中心に,総合的に判断し評価する。
・講義内容の理解
・演習への積極的な参加態度
・プレゼンテーション(最終回)
・方法
内容理解を確かめるテスト 70点
プレゼンテーション 30点

【テキスト・参考書】
必要に応じて,資料をプリントして配布する。

【その他】
・学生へのメッセージ
授業は,毎週7・8・9・10校時 2こま続きで行うわけではありません。
4週間をめどに,授業予定をお知らせします。
・オフィス・アワー
<市川の連絡先> hiraku-i@e.yamagata-u.ac.jp

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