【授業概要】
・テーマ
有機エレクトロニクスデバイスの設計を行う上で必要となる、有機半導体材料の電子状態、および有機半導体薄膜の光・電気物性に関する基礎的センスを養うことをねらいとする。
・到達目標
有機デバイスの動作機構を理解し、材料分子やデバイスについて設計指針を自ら提案できるようになること。
・キーワード
有機ＥＬ、有機トランジスタ、有機太陽電池、半導体工学、量子化学
【科目の位置付け】
この授業は、有機エレクトロニクスに関する知識の中で、デバイスの動作原理や基礎的な理論を取り扱い、材料とデバイスの関係性を学ぶことに重点を置く。
【授業計画】
・授業の方法
パワーポイントを使ったプレゼンテーションを中心に行う。
・日程
第１講 有機エレクトロニクスの歴史と現状
第２講～第４講 各種有機デバイスの動作原理と性能評価
第５講～第７講 必要最小限の半導体工学
第８講～第１０講 有機半導体における電気伝導機構
第１１講～第１３講 有機半導体分子の電子状態と分子設計
第１４講～第１５講 分子の凝集構造と電気物性
【学習の方法】
・受講のあり方
授業中の私語・メール交換等を慎むこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
自分の研究との関連性について常に考える。
【成績の評価】
・基準
有機デバイスの原理や材料物性との関わりについて、正しく理解していることを合格の基準とする。
・方法
レポート、出席を総合的に評価し、６０点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
「有機ＥＬのすべて」、城戸淳二著、日本実業出版社
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