感覚生理学特論
 Sensory Signal Transduction
 担当教員:恒成 隆(TSUNENARI Takashi)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)バイオ化学工学分野
 開講学年:1年, 2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
生体が外界からの情報を取得・処理するうえで重要である感覚機能について学び、感覚細胞が受けた刺激を電気的応答へと情報変換する機能や、得た情報を生体がどのように利用しているかを理解する。また、関連する生体・細胞応答を計測する手法についても学ぶ。
・到達目標
生体が外界からのさまざまな情報を取得する機能についての理解を深め、感覚器官や感覚細胞の機能的特徴や情報変換機能について説明できるようになる。
・キーワード
感覚、情報変換、興奮性膜、神経科学

【科目の位置付け】
バイオ化学工学の専門講義

【授業計画】
・授業の方法
感覚生理学分野の論文の背景や内容を学習していくことをとおして生体が外界からのさまざまな情報を取得する機能について学んでいく。感覚生理学分野の重要論文および研究データを記述・考察する上で重要となる論文を取り上げ、輪読とディスカッションを繰り返しながら学習していく。
・日程
1.講義内容の概要説明、感覚機能総論。次回文献の指定。
2.文献の要旨を輪読後、論文背景を理解するための重要事項の解説。研究方法の理解。
3.結果と考察における重要部分の輪読とその解説・ディスカッション。次回文献の指定。
4.レポート提出。文献の要旨を輪読後、論文背景を理解するための重要事項の解説。研究方法の理解。
5.結果と考察における重要部分の輪読とその解説・ディスカッション。次回文献の指定。
6.レポート提出。文献の要旨を輪読後、論文背景を理解するための重要事項の解説。研究方法の理解。
7.結果と考察における重要部分の輪読とその解説・ディスカッション。次回文献の指定。
8.レポート提出。文献の要旨を輪読後、論文背景を理解するための重要事項の解説。研究方法の理解。
9.結果と考察における重要部分の輪読とその解説・ディスカッション。次回文献の指定。
10.レポート提出。文献の要旨を輪読後、論文背景を理解するための重要事項の解説。研究方法の理解。
11.結果と考察における重要部分の輪読とその解説・ディスカッション。次回文献の指定。
12.レポート提出。文献の要旨を輪読後、論文背景を理解するための重要事項の解説。研究方法の理解。
13.結果と考察における重要部分の輪読とその解説・ディスカッション。次回文献の指定。
14.レポート提出。文献の要旨を輪読後、論文背景を理解するための重要事項の解説。研究方法の理解。
15.結果と考察における重要部分の輪読とその解説・ディスカッション。全体を通しての重要事項の総括と意義。最後2回分のレポート提出期限の告知。

【学習の方法】
・受講のあり方
論文を学習してきて、講義中にさらに深く内容が理解できるように準備しておく。論文の背景となる専門事項については解説もあるが、そこで紹介されたキーワードや語句をもとに関連事項の理解にも努める。
・授業時間外学習へのアドバイス
論文内容のなかで難解な箇所や、知識が不足している実験方法の事項などをピックアップしておく。

【成績の評価】
・基準
出席状況およびレポートの評価を合わせた成績評価合計点60点以上を合格とする。レポートについては論文の内容が正しく理解できており、要点が把握された記述ができていることが合格基準である。
・方法
レポートおよび講義出席状況を合わせて評価する。

【テキスト・参考書】
授業の進行に沿って論文を指定し、プリントを配布する。必要に応じて参考書等を参照すること。
【参考書】
Mark Bearら著、加藤宏司ら訳「神経科学 -脳の探求-」西村書店(2007年)
杉晴夫「生体電気信号とはなにか 神経とシナプスの科学」講談社ブルーバックス(2006) 980円+税
ニコルス、マーチン、ウォーレス 「ニューロンから脳へ 第3版」廣川書店(1998年)

【その他】
・オフィス・アワー
月曜16-17時

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