光波工学
 Photonics Engineering
 担当教員:高野 勝美(TAKANO Katsumi)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)電気電子工学分野
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
光ファイバ通信およびフォトニックネットワークを構成する各種光制御機能サブシステムを学び,光波の振幅・位相・波面をコントロールする原理とその応用としての光信号処理機能技術について論じる.
・到達目標
光波制御の基本である導波方式と,光波の振幅・位相および波面をコントロールする原理を学び,それらがもたらす機能が大きなシステムを構築できることを理解し,専門技術を複合的に駆使できる能力を涵養する.
・キーワード
光導波路,光干渉計,レーザ,受光素子,光変調,光増幅,非線形光学,光信号処理,光ファイバ,通信,光ネットワーク

【科目の位置付け】
光ファイバ通信システムを構築する各種光制御サブシステムの基本原理を学び,専門知識と応用能力の向上を図り,システム設計や総合工学的なアプローチができる研究者の育成を目指す.

【授業計画】
・授業の方法
90分間の講義を行う.各自関連技術や産業動向の調査を行い,そのレポートを作成し,その発表と討論を行う.
・日程
第1週 授業の概要説明,光と電磁波
第2-3週 光ファイバとその原理
第4週 発光・受光デバイス
第5-7週 光回路部品,光増幅器
第8-12週 光変復調方式
第13-14週 放送・通信・電波応用
第15週 期末試験

【学習の方法】
・受講のあり方
講義は一貫として光波を対象とするが,その波動を制御する原理は複数あるため,思考を柔軟にすることが大切であうる.
・授業時間外学習へのアドバイス
教科書を中心に予習し,専門用語を学ぶと共に,必要ならば,学部で学んだそれぞれの部品や回路,専門科目などの基礎技術の復習を行っておくことが望ましい.

【成績の評価】
・基準
レポートと試験を課し,以下の基準を満足したものを合格とする.レポート30点,期末試験70点,合計100点.この講義の合格ラインは60点とする.
・方法
筆記試験により講義の理解度を評価し,調査レポート等により調査能力,洞察力,議論の進め方を評価する.

【テキスト・参考書】
前田幹夫ら著,「光・無線伝送技術の基礎と応用」コロナ社

【その他】
・学生へのメッセージ
学部の専門科目とも連携すれば,一層理解が深まると思われる.ラーニングマネージメントシステムWebClassを利用することがあるので,学術情報基盤センターが発行するアカウントとパスワードを確認しておくこと.
・オフィス・アワー
毎週水曜日16:00-17:00,工学部7号館237室

59000334-2016-15-56752