超伝導工学
 Applied Superconductivity
 担当教員:中島 健介(Nakajima Kensuke)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)電気電子工学分野
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
超伝導応用の基礎となる現象論と理論を学ぶ。電力分野とエレクトロニクス分野における超伝導応用機器・デバイスの基本的な動作原理を理解する。
・到達目標
1.超伝導現象を正しく説明できる。
2.超伝導の現象論を理解し、零抵抗(R=0)と完全半磁性(B=0)を現象論的に導出でき、第一種と第二種超伝導体の違いを説明できる。
3.与えられた超伝導電流の式から超伝導トンネル現象が説明できる。
4.超伝導電力機器の基礎と応用例を説明できる。
5.ジョセフソン接合の動作とその応用例が説明できる。
・キーワード
超伝導現象、London方程式、GL方程式、BCS理論、超伝導マグネット、ジョセフソン効果

【授業計画】
・授業の方法
講義 10週
課題資料輪読 5週
・日程
1.超伝導現象   超伝導体の磁化過程
2.超伝導の現象論 2流体モデル、London方程式
3-4.超伝導の熱力学 Ginzburg-Landau方程式
5-6.超伝導の量力論 フェルミ粒子とボーズ粒子
7-8.超伝導の電力応用
9-10.超伝導のエレクトロニクス応用
11-15.超伝導応用課題資料輪読・プレゼンテーション

【学習の方法】
・受講のあり方
10週までに学んだ基礎知識をもとに前半で与える課題資料に取り組み11週以降順次担当する輪読・プレゼンテーションに備える。
・授業時間外学習へのアドバイス
6週までの講義内容に関する理解をリポートと筆記試験で確認します。

【成績の評価】
・基準
リポートと筆記試験により到達目標1~3の理解達成度を評価し、到達目標4、5を輪読とプレゼンテーションにより評価します。
・方法
リポート:40点
筆記試験:40点
輪読・プレゼンテーション:20点
(輪読とプレゼンテーションはリポートを提出し筆記試験を受験した者のみを評価対象とします。)

【テキスト・参考書】
講義中に紹介します。

【その他】
・オフィス・アワー
月曜日16:00~17:30 9号館9-208号室

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