組織・人的資源管理特論
 Organization and Human Resources Management
 担当教員:小野 浩幸(ONO Hiroyuki), 志村 勉(SIMURA Tsutomu)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:講義と演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
ドラッカーの「マネジメント」などをテキストとして,組織及び人材の管理に不可欠なマネジメントの基礎を学ぶ.組織デザインとマネジメント,ならびに人的資源開発の観点から,リーダーシップのあり方とコミュニケーション,MBO(Management by Objectives)と自立型人材の育成,および組織活力を向上させる方法について学ぶ.
・到達目標
事例に近い素材を用いて,それぞれの組織における文化・価値観,ミッション,規模,事業内容などの条件に合わせて,組織設計や人的資源管理を実践する基礎知識を身に着ける.そのうえで,人材の育成と活用という観点から,自らが所属する組織の課題抽出と分析,組織活力を高めるための思考プロセスの習得に重点を置く.
・キーワード
組織デザイン,人材育成,コミュニケーション,メンターリング,リーダーシップ

【授業計画】
・授業の方法
講義と演習を組合せて実施する.
実際に自ら考える時間をできるだけ多くもつ内容とする.
・日程
概ね下記の内容及び日程を計画している.順番が前後することがある.

◆第1回
経営目的と組織
・ミッションとビジョン
・MBO(Management by Objectives)
・事業目的のタイプと組織デザイン
・各自演習課題の設定

◆第2回
組織論の重要性と学ぶ意義
・人事管理とHRMの相違点と現在のあるべき姿など
プロジェクトマネジメント入門
・プロジェクトとは何か?
・プロジェクトに向くテーマ
・プロジェクト
・マネジメントの方法
・コミュニケーションの方法と討議法
・プロジェクトの成功の条件など

◆第3回
人材育成法
・自立型自在と依存型人材の違い
・依存型人材が育つプロセス
・自立型人材の育成法
・動機づけ
・意識改革
・メンターリングマネジメントなど

◆第4回及び第5回
設定演習課題によるグループ演習




【学習の方法】
・受講のあり方
常に自ら実践する立場から当事者意識を持っての参加を期待する.
・授業時間外学習へのアドバイス
自身の所属する組織の問題として,学んだ知識や考え方を照らし合わせて改善策を模索すること.

【成績の評価】
・基準
組織デザインと人的資源の活かし方,プロジェクトマネジメント,組織の中での人材育成に関する基礎的理解の程度と,課題解決思考方法の習得の度合いを総合的に評価する.
・方法
講義中に指示するレポート,設定した演習課題に関するプレゼンテーションの内容に加えて,受講姿勢(意欲・成果・貢献)を総合的に評価する.

【テキスト・参考書】
ドラッカーの「マネジメント」のほか,講義中に必要に応じて紹介する.

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