食品応用学特論
 Aplied Food Science
 担当教員:江口智美(EGUCHI Satomi)
 担当教員の所属:山形県立米沢栄養大学
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
食物の「おいしさ」について、調理科学・食品物性学の視点から探求し、食品の多様性、機能性について考える。
・到達目標
調理や食品加工の意義、「おいしさ」の意義、「おいしさ」と食品物性の関わりについて体系的に理解できるようになる。また、食感の評価方法を習得する。
・キーワード
食品、調理、おいしさ、物性、食感

【科目の位置付け】
食品への科学的アプローチ法を理解し習得するための科目である。

【授業計画】
・授業の方法
講義を中心に行い、理解を助けるための演習や議論を交える。
・日程
第1週. 調理や食品加工の意義
第2-5週. おいしさと食感
第6-9週. 食品の調理・加工特性、食品の構造と食感
第10-14週. 食感評価技術(機器分析、生体計測、官能評価)と食感創造
第15週. まとめと試験

【学習の方法】
・受講のあり方
欠席、遅刻、私語がないように受講すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
日頃から食に関心を持っておくとよい。参考書や興味のある文献を読んで理解を深めることが望ましい。

【成績の評価】
・基準
60点以上を合格とする。
・方法
期末試験、レポート、出席状況を総合して判断する。

【テキスト・参考書】
参考書:
・渋川祥子、畑井朝子 編著「ネオエスカ 調理学」(同文書院)
・西成勝好、中沢文子、勝田啓子、戸田準 編集「新食感事典」(サイエンスフォーラム)
・西成勝好、大越ひろ、神山かおる、山本隆 編集「食感創造ハンドブック」(サイエンスフォーラム)
・松本幸雄 著「食品の物性とは何か」(弘学出版)
・中濱信子、大越ひろ、森髙初惠 共著「改訂新版おいしさのレオロジー」(アイ・ケイ・コーポレーション)
・森友彦、川端晶子 編「食品のテクスチャー評価の標準化」(光琳)
・古川秀子 著「おいしさを測る 食品官能検査の実際」(幸書房)

【その他】
・学生へのメッセージ
「おいしさ」の重要性を様々な角度から捉えるきっかけにしてください。
・オフィス・アワー
(なし)

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