ヨーロッパ史概論
 Introduction to European History
 担当教員:淺野 明(ASANO Akira)
 担当教員の所属:非常勤講師
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
《西欧世界の構造と歴史》
 主に西欧世界の歴史について概観します。その際,中世の時代を中心に,いくつかの主題を設定して検討します。

【授業の到達目標】
西欧世界の歴史を知り,他の文化圏と異なる当該社会の基本的な構造とその変化について,具体的に語れるようになる。

【授業概要(キーワード)】
ヨーロッパ史 中世史

【科目の位置付け】
 カリキュラム・ポリシーとの関係については,「カリキュラム・マップ」を参照し,よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
 講義形式。ほぼ毎回,プリントを配付します。参考文献は,講義の中で挙げます。
・日程
1.まえおき:「ヨーロッパの歴史」について
2.地中海世界の歴史(1)
3.地中海世界の歴史(2)
4.ガリアとローマ
5.古ゲルマンの社会
6.末期古代(3-7世紀)の歴史と社会
7.フランスの歴史―王権の確立と伸張
8.ドイツの歴史―国王(皇帝)と諸侯
9.農業と農村の歴史―荘園制から農業革命まで
10.都市の世界―中世都市の成立から近世都市まで
11.カトリックの成立―11-12世紀の教会改革―
12.近代への胎動(1)―16-17世紀―
13.近代への胎動(2)―18世紀―
14.アメリカ合衆国の歴史
15.まとめと到達度確認試験

【学習の方法】
・受講のあり方
講義をじっくり聴き,落ち着いてノートをとる。
・授業時間外学習へのアドバイス
1.マスメディアの伝える日々のニュースに注意を払うとともに,現代の諸問題が,過去 の歴史とどのようにかかわっているか,考えてみよう。
2.配付プリントをよく検討し,関心をひかれた主題などについて,自分で調べてみよう。

【成績の評価】
・基準
「授業参加点」および「到達度確認試験」において,「主体的な参加の度合い」,「知識の修得の度合い」と「理解の度合い」(西欧社会の構造とその歴史的な変化について)および「汎用的技能の修得の度合い」(論理的思考力,文章表現力など)のそれぞれの項目について判断し,その合計点を用いて判定します。
・方法
授業参加点(30%),到達度確認試験(70%)。出席回数が全授業回数の2/3に満たない場合には,到達度確認試験を受験する資格を失い,評価は0点(F,不可)となります。

【その他】
・オフィス・アワー

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