英米文学概論(一)
 Introduction to Anglo-American Literature
 担当教員:中村 隆(NAKAMURA Takasi)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
代表的な文学理論を参照しながら、それらの理論がいかに英米文学(主として英文学)の作品を読む際に役立つのか(またはあまり役立たないのか)、考えます。

【授業の到達目標】
テクストを読み解く方法には一定の手続きがあることが理解できます。
文学作品を「解釈する」という行為の意義を問い直すことができます。

【科目の位置付け】
カリキュラムマップ・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解した上で履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
文字資料と視覚資料を提示します。講義の中で頻繁に「問いかけ・質問」がなされますので、能動的なレスポンスが求められます。
・日程
1回目:オリエンテーション
2回目:文学の基礎物語:ギリシア神話
3回目:文学の基礎物語:キリスト教聖書
4回目:神話批評
5回目:構造主義
6回目:ナラトロジー
7回目:マルクス主義批評
8回目:新歴史主義
9回目: ポストコロニアル批評
10回目:精神分析批評
11回目:フェミニズム批評
12回目:文体論
13回目:夏目漱石『英文学批評』
14回目:夏目漱石『文学論』
15回目:総括(期末筆記試験)

【学習の方法】
・受講のあり方
毎回渡す資料はしっかりファイリングしてください。
毎回の講義の最終の10分間でコメントを書いていただきます(10分コメント)。
・授業時間外学習へのアドバイス
・予習:次回の講義で取り上げる話題を告知します。その話題について一定のリサーチをしてください。
・復習:講義で渡された資料を読み返し、得られた情報やさらに考えるべきことを整理してください。

【成績の評価】
・基準
「主体的な参加の度合い」、「知識の修得の度合い」、「理解の度合い」、「汎用的技能の修得の度合い(論理的思考力、文章表現力など)」、以上4つの項目で評価します。
・方法
10分コメント:30%、期末筆記試験50%、授業参加度20%

【テキスト・参考書】
ハンドアウト使用

【その他】
・オフィス・アワー
オフィスアワー:金曜日9・10校時(場所:中村隆研究室、アポイントメントはnakka@human.kj.yamagata-u.ac.jp宛のメールでしてください。)
開講曜日・校時:金曜日・7・8校時(後期)

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