美学・芸術学特殊講義
 Topics in Aesthetics and Study of Art
 担当教員:元木幸一(MOTOKI Koichi)
 担当教員の所属:非常勤講師
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分:文化解釈学選択必修科目A群 
【授業の目的】
ヤン・ファン・エイク研究により、芸術家個人とその作品を研究するやり方を学ぶ。

【授業の到達目標】
初期フランドルの大画家ヤン・ファン・エイクの生涯と作品を綿密に考察することで、一人の芸術家とそれを生み出した社会に関する理解を深め、それを説得力をもって論述できるようになる。

【授業概要(キーワード)】
初期フランドル絵画、ヤン・ファン・エイク、油彩画、ヘント祭壇画

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
スライドを見ながら講義する。毎回資料を配付する。
・日程
1.ヤン・ファン・エイクの生涯と研究のための参考文献
2.『トリノ・ミラノ時禱書』とヤンの修業
3.《教会の聖母子》
4.《ロランの聖母子》の寄進者
5.《ロランの聖母子》の図像
6.《アルノルフィーニ夫妻像?》の図像と象徴主義
7.《ファン・デル・パーレの聖母子》
8.《ルッカの聖母子》
9.《ワシントン受胎告知》
10.独立肖像画の研究(1)
11.独立肖像画の研究(2)
12.《ヘント祭壇画》研究(1)
13.《ヘント祭壇画》研究(2)
14.日本におけるファン・エイク受容
15.初期フランドル絵画の発展とまとめ
※進捗状況により順番および一部内容を変更する場合があります。

【学習の方法】
・受講のあり方
スライドをよく観察しながら、きちんとメモをとって聴講すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
図書館などで美術全集をひもといてみよう。またテレビの美術番組なども積極的に見て、美術に親しむようにするとよい。さらには、ウェブで作品を観察しよう。

【成績の評価】
・基準
「主体的な参加度」を授業中の態度や出席状況で、「知識の修得の度合い」「理解の度合い」「汎用的技能の度合い」を多様なテストではかることにする。
・方法
授業への参加度(20%)、テスト(80%)

【テキスト・参考書】
(主な参考書)
元木幸一『西洋絵画の巨匠12 ファン・エイク』小学館
他は授業中に指示する。

【その他】
・学生へのメッセージ
授業を知的および視覚的に楽しんで下さい。
・オフィス・アワー
授業後14:30~16:30

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