【授業の目的】
明治初期から第二次大戦期にかけての、アメリカの日本観/論について概説する。
【授業の到達目標】
アメリカの日本観/論をめぐる代表的な作品や人物などを紹介・解説することで、日米文化交流史についての受講者の一般的理解を増進する。 具体的な到達目標は以下のとおり: (1)授業で学んだ視座と方法を、様々な文化的事象に適用して考察できるようになる。 (2)上記のような考察に基づいた答案を作成できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
アメリカ、日本(論)、異国趣味、戦争、国民、未来戦記、他者像
【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解した上で履修すること。
【授業計画】
・授業の方法
講義を中心とした授業をおこなう。毎回の授業後に質問票を配り、質問や異論などを集めることで、講義に関する受講者の理解度を確認する。 次の授業で前回出た質問に答えて、また講義に戻る、といった形式で進めていくつもりである。
・日程
授業で扱う予定のトピックは、以下のとおり。 1.二つの日本観ー W・E・グリフィス 2.異国趣味―P・ローエル 3.国民としての日本人―L・ハーンとS・ギューリック 4.日米未来戦記の成立-H・リー 5.日本の新時代―J・グルー 6.敵と他者―R・ベネディクト
【学習の方法】
・受講のあり方
学生には積極的かつ論理的な質問ならびに意見の提出を求めているので、その点によく留意して質問票に記入すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
・予習のあり方 必要に応じて指示する。 ・復習のあり方 毎回の復習は特に義務づけないが、授業中に参考文献を適宜紹介するので、受講者は自分で読んでおくこと。
【成績の評価】
・基準
評価の主な基準は以下のとおり: (1)授業で学んだ視座と方法を、様々な文化的事象に適用して考察できるようになる。 (2)上記のような考察に基づいた答案を作成できるようになる。 以上の諸点について、質問票の提出やその他を通じた授業参加状況と期末試験の結果に基づき総合的に評価し、最低6割の得点率をもって合格と判断する。
・方法
授業参加:30%、期末試験:70%
【テキスト・参考書】
授業中に指示する。
【その他】
・オフィス・アワー
初回の授業で伝える。
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