環境地理学調査実習
 Fieldwork in Environmental Geography
 担当教員:伊藤 晶文(ITO Akifumi)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
《身近な環境を調べる》
現地での資・試料の収集や地形測量等の野外調査を中心に,既存文献調査等の室内作業,取得した各種データの解析,報告会を実施する。

【授業の到達目標】
1.環境を扱う学問(自然地理学,地形学,第四紀学)の基本的な研究方法を身につける 2.各種野外調査手法を実施できる 3.各種室内作業を実施できる

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については,「カリキュラム・マップ」を参照し,よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
2泊3日程度(あるいは日帰りを複数回)のフィールドワークを行う予定である。学内での授業は,事前調査,各種室内作業(データ解析含む),報告会にあてる。
・日程
1.ガイダンス
2.フィールドワークの企画(作業仮説の設定,調査地の選定等)
3.事前調査および報告(文献・地図・史資料の収集整理,調査項目の検討,地形図の利用と作業,空中写真の利用と作業等)
4.フィールドワークの実施(地形調査,気候調査,水文調査,植生調査,分析用試料採取,聞き取り調査等)
5.室内作業(データ解析作業,各種実験)
6.フィールドワークのまとめ(発表およびレポート作成[各種データの地図化含む])
初回のガイダンスでフィールドワーク,室内作業内容等と詳しい日程を受講者と相談の上決定する。

【学習の方法】
・受講のあり方
フィールドワークの日程は受講者の都合を考慮し決定するので,必ず出席すること。フィールドワークに関する報告を行うこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
フィールドワークに関する資料収集を徹底して行っておくこと。
フィールドワークで収集した各種情報の整理を行うこと。

【成績の評価】
・基準
フィールドワークおよび室内作業の実施状況,レポート,報告および討論により,知識の修得,理解の度合い,汎用的技能(論理的思考力,文章表現力),参加の度合いのそれぞれの項目について判定し,その合計点を用いて判定します。基準は,1)環境を扱う学問(自然地理学,地形学,第四紀学)の基本的な研究方法を身につける 2)各種野外調査手法を実施できる 3)各種室内作業を実施できる 4)議論に積極的に参加し,自分の意見を論理的に表現できる です。
・方法
平常点(20点),レポート(40点),フィールドワークに関する報告(40点)

【テキスト・参考書】
とくになし。
必要に応じて適宜紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
自然環境に関心のある学生ならば,所属コースを問わず,参加を歓迎します。
・オフィス・アワー
木曜日12:00~13:00 伊藤晶文研究室または地理情報処理資料分析室。他の日時を希望する場合は,授業終了時等に希望時間を伝えること(別途調整する)。

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