【授業の目的】
社会学における一連の研究過程（調査、分析、発表、議論、執筆）に用いる技法を実践的に学び、自ら設定したテーマで調査・分析を行うことができるようになることを目指す。
【授業の到達目標】
この演習を履修した学生は、
（１）調査票作成や調査後におけるデータ作成の手順がわかる。【知識・理解】
（２）ExcelとSPSSを利用し、基本的なデータ分析を行うことができる。【技能】
（３）分析結果を的確にまとめたプレゼンテーションができる。【技能】
（４）論文の作法を学び、適切なスタイルでレポートを執筆することができる。【技能】
（５）発表の要点を理解し、積極的に質疑応答に加わることができる。【態度・習慣】
【授業概要（キーワード）】
社会学、データ分析、プレゼンテーション、ディスカッション
【科目の位置付け】
カリキュラム･ポリシーとの関係については、「カリキュラム･マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
既存の社会調査データの2次分析に取り組み、実践的にデータ分析の基礎を学習する。また分析結果を用いたプレゼンテーションとディスカッション、レポート作成を行う。
・日程
以下の内容について、各3-4回程度の演習を行う。
(1) 社会学研究のためのpc利用の基礎
(2) データ分析のトレーニング
(3) プレゼンテーションとディスカッション
(4) レポート作成
【学習の方法】
・受講のあり方
与えられた課題に対応するだけではなく、自ら考え、調べる姿勢で取り組むこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
事前に配布される資料に目を通し、疑問点を明確にして授業にのぞむこと。
授業で扱ったテーマに関連する文献を読むこと、分析手法を試してみること。
【成績の評価】
・基準
授業への参加状況、報告内容、レポートから、主体的参加の度合い、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能の習得の度合い（論理的思考力、文章表現力）を評価する。到達目標の達成度が基準となる。
・方法
参加状況30％、報告内容30％、レポート40％。
【テキスト・参考書】
参考書：片瀬一男ほか, 2017（刊行予定）, 『社会統計学アドバンス』ミネルヴァ書房.
【その他】
・オフィス・アワー
水曜日12時45分から14時15分 阿部晃士研究室
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