【授業の目的】
日本語(及び英語の)事例の考察を通して、生成文法の考え方を学ぶ。
【授業の到達目標】
生成文法の基礎的な知識を基に日本語と英語の現象が分析できる。学生自身が各自の興味に基づく課題を見出すことが出来る。他の人が分かる形で発表できる。
【授業概要(キーワード)】
言語学
【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解した上で、履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
教科書をおおよそ1回に1章のペースで読み進める。担当の学生が内容を纏めて発表して、議論する。その後に、教員が準備した練習問題等を用いながら、内容の理解を更に深める。
・日程
以下の日程は暫定的なものです。進捗状況に応じて前後します。変更がある場合は、授業で連絡します。 第1回:ガイダンス 及び第1章 プロローグ:日本語の独自性? 第2回:第2章 「二種類の自動詞」 第3回:第3章 「所有や存在を表現する動詞」 第4回:第4章 「場所格交替」 第5回:第5章 「ものの受け渡しを表現する動詞」 第6回:第6章 「品詞の認定」 第7回:第7章 「隠された主語」 第8回:第8章 「所有者が上昇するとき」 第9回:第9章 「所有文の定性の制約」 第10回:第10章 「イディオム」 第11回:第11章 「語彙変化」 第12回:第12章「否定の環境で現れる表現 」 第13回:第13章 「否定の形容詞」 第14回:第14章 「感嘆表現 」 第15回:まとめ
【学習の方法】
・受講のあり方
教科書をしっかり読み、内容の理解に努める。どんな疑問点でも日頃から纏めておく。
・授業時間外学習へのアドバイス
日頃から自分の関心がどのようなことにあるのか考えながら授業に取り組む。
【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い、知識の習得の度合い、理解の度合い、汎用的技能の習得の度合い(論理的思考力、文章表現など)、以上4つの評価基準で評価する。
・方法
授業参加態度10% 発表20% 課題35% 期末レポート35%
【テキスト・参考書】
岸本秀樹. 2008. 『文法現象から捉える日本語』. 開拓社.
【その他】
・学生へのメッセージ
前提知識は必要ありませんが、統語論を扱う授業を事前に受講したり、本授業と授業と平行して統語論を扱う授業を受講すると内容の理解が深まります。
・オフィス・アワー
初回の授業で連絡します。
|