文化人類学演習(二)
 Seminar in Cultural AnthropologyⅡ
 担当教員:坂井 正人(SAKAI Masato)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
文化人類学的な「ものの見方」を理解するとともに、文化人類学の文献の読み方、議論の仕方を身につけることを目的とする。特に脳死、代理母、ロボット、軍隊、証券とレーダーに注目する。

【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、脳死、代理母、ロボット、軍隊、証券トレーダーに関して、文化人類学の立場から具体的事例に基づいて説明できる。また、文化人類学的な「ものの見方」の特徴を自分の言葉で説明できる。さらに文化人類学の文献の読み方および議論の仕方の基礎を修得する。

【授業概要(キーワード)】
脳死、代理母、ロボット、軍隊、証券トレーダー

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
演習形式。ただし受講者人数により、ミニ講義を実施する場合があります。
・日程
1. ガイダンス
2. 脳死
3. 代理母
4. ロボット
5. 軍隊
6. 証券トレーダー
7. その他

【学習の方法】
・受講のあり方
事前に指定したテキストの該当箇所を授業前に読み、疑問点を整理しておく。漠然と講義を受けるのではなく、授業で扱われた事例を自分の日常生活に照らし合わせて考えてみる。また、質疑応答には積極的に参加する。
・授業時間外学習へのアドバイス
「予習のあり方」
事前に指定されたテキストを授業前に熟読するとともに、疑問点をまとめておく。
「復習のあり方」
授業の内容を思い浮かべながらノートを整理するとともに、テキストを繰り返し読み理解を深める。

【成績の評価】
・基準
授業中の質疑応答、レポートによって、知識の修得、理解の度合い、論理的思考力、文章表現力、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定する。基準は(1)脳死、代理母、ロボット、軍隊、証券とレーダーに関して、具体的な事例に基づいて的確に説明できる。(2)文化人類学的な「ものの見方」の特徴を自分の言葉で説明できる。(3)文化人類学の文献を正確に読める。(4)文化人類学的な視点から議論を組み立てることができる。
・方法
質疑応答(60パーセント)、レポート(40パーセント)

【テキスト・参考書】
春日直樹編 2008年『人類学で世界をみる』ミネルヴァ書房

【その他】
・学生へのメッセージ
文化人類学で卒業論文を執筆することを希望される方は必ず履修してください。
・オフィス・アワー
木曜日12時30分~13時30分(坂井研究室)
sakai@human.kj.yamagata-u.ac.jp

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