文化人類学演習(三)
 Seminar in Cultural AnthropologyⅢ
 担当教員:山本睦(YAMAMOTO Atsushi),松本 雄一(MATSUMOTO Yuichi)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
景観人類学
われわれをとりまく環境や、われわれがつくりだした環境は、われわれの日々の生活とどのように関係しているのでしょうか。人間の文化的意味が埋め込まれた環境としての「景観」について、文化人類学的視点からアプローチします。

【授業の到達目標】
景観をテーマとする文化人類学の論集を精読することを通じて、文化人類学の調査方法や、文献の読み方および議論の方法を習得できる。

【授業概要(キーワード)】
景観、身体、政治、マテリアリティ、フィールドワーク

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
毎回、担当者が文献要旨とコメントを作成し、文献の内容とコメントの妥当性の双方に関して全員で議論します。
・日程
1:ガイダンス
2:景観人類学の動向と枠組み
3:移動性と一時性
4:競合と相律
5:応用アプローチへの可能性
6~: その他、授業のまとめ
※受講人数や受講生の理解度、質問・コメントなどに応じて授業の進行を調整することがあります。

【学習の方法】
・受講のあり方
発表を必ず担当してもらいます。議論には積極的に参加してください。
・授業時間外学習へのアドバイス
受講者は文献を前もって読んで、自分のコメントを考えておいてください。
復習として授業での議論を思い浮かべながら、文献要旨とコメントを再読してください。
発表者には最後にレポートを作成してもらいます。

【成績の評価】
・基準
演習発表、授業での発言の他に、授業での発表の質疑応答を反映させたレポートを課し、知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(プレゼンテーション能力、文章表現力)を判定、評価します。
・方法
担当発表 40%
授業での発言30%
レポート 30%

【テキスト・参考書】
テキスト:2016 河合洋尚 編 『景観人類学――身体・政治・マテリアリティ』時潮社。

【その他】
・学生へのメッセージ
ガイダンスの時に発表の割り当てを決めるので、必ず出席してください。また将来、文化人類学で卒業論文を執筆することを考えている方は、文化人類学の文献の読み方、議論の仕方などを学ぶために必ず履修してください。もちろん他の分野を学んでいる方の履修も歓迎します。
・オフィス・アワー
火曜日:12:50~14:30(山本睦研究室、人文学部2号館4階)
llamamoto@human.kj.yamagata-u.ac.jp
オフィス・アワー以外の時間帯での面談を希望する場合はメールで連絡してください。

10833038-2017-01-13238