文化財調査実習
 Fieldwork in Cultural Properties
 担当教員:十川 陽一(SOGAWA Yoichi), 松尾 剛次(MATSUO Kenji)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
日本史を学ぶ上では、机の上で史料や論文を読むことはもちろんのこと、史跡におけるフィールドワークや、寺院・博物館などに所蔵されている文化財を実見して、立体的に歴史像を構築することが不可欠である。この授業では、史跡・文化財について基本的な調査方法を学ぶ。

【授業の到達目標】
関東近郊(神奈川県を予定。行先等は調整中)をフィールドとして調査を行う。調査対象ごとに分担を決め、事前学習・現地調査を行い、さらに事後報告(レポート)の提出を通じて、史跡・文化財調査の基本的な方法を習得する。

【授業概要(キーワード)】
日本史、史跡、文化財

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、カリキュラム・マップを参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
参加者により調査担当を決め、事前勉強会で事前学習の成果を報告する。その場で指摘された問題などについて現地で補足しながら、現地調査を行う。以上の成果をレポートにまとめる。
・日程
おおよそ以下の流れで行う。なお、括弧内の日程は予定である。
1、ガイダンスと分担決め(7月ごろ)
2、事前勉強会(10月中旬に数回)
3、現地調査(10月下旬~11月上旬。3泊4日程度)
4、レポート提出(12月頃)

【学習の方法】
・受講のあり方
史跡や文化財に対する敬意と関心を持って臨むこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
特に担当箇所については、辞書・文献・史料などに広く目配りして調査を行う。

【成績の評価】
・基準
最終レポートのほか、事前学習・現地調査を通じ、知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定します。基準は1)文化財・史跡について関心を持ち、具体的事例や現状を説明し、問題点を明確に指摘できる。2)調査内容を論理的に解説できる。3)事前学習・現地調査に積極的に参加し、自身の担当以外にも関心を持って質問・調査する。
・方法
事前学習・レポート(50点)
現地調査(50点)

【テキスト・参考書】
テキスト:なし
参考文献:随時紹介する

【その他】
・学生へのメッセージ
正確な実施期間およびガイダンスの日程については、6~7月ごろ掲示するので、確認すること。
ほか、不明な点などについては、随時相談すること。
・オフィス・アワー
金曜日12時30分~13時30分(十川研究室)

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