国際文化学演習(後期)
 Seminar in International Culture
 担当教員:宇津 まり子(UTSU Mariko)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
食についての歴史的・文化的論考を読み進めることで、アメリカの歴史の複雑さ、多様な人種・民族の文化をある程度の具体性をもってイメージすることができる。

【授業の到達目標】
1) 人々の異なったルーツ、歴史を理解できるようになる。
2) それぞれの食文化を通じ、独自性の保持と画一化の力学の双方を理解できるようになる。

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
文献をもとにしたプレゼンテーション、それに続くクラス討論を中心とした演習形式で授業を進める。
・日程
第1回はオリエンテーションとし、第2回でテキストの内容を検討の上、学生の希望する担当分野とプレゼンテーションの割り当てを決定する。第3回からは、学生による発表と質疑応答によって進めていく。

【学習の方法】
・受講のあり方
発表担当の有無にかかわらず、基本資料となるテキストの該当箇所を読んで参加すること。プレゼンテーションの聞き手となる際には、積極的に質問をして議論に加わること。
・授業時間外学習へのアドバイス
プレゼンテーションについては十分な準備時間を確保すること。基本資料をよく読み、興味を覚えた事項について、他の資料やインターネットを活用して掘り下げていくこと。

【成績の評価】
・基準
知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章力)、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を判定する。
・方法
具体的には、授業への主体的な参加・貢献、アメリカの民族・人種的な多様性の理解、学んだ視点の応用能力、そしてそれを論理的・明確な言葉で他人に伝える力の4つを基準とし、授業への参加・貢献の状況50%、課題50%で評価する。

【テキスト・参考書】
東理夫『アメリカは食べる。アメリカ食文化の謎をめぐる旅』(作品社、2015年)

【その他】
・オフィス・アワー
オリエンテーション時に提示する。

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