【授業の目的】
フランス語で書かれたフランス文化に関する文献を読む。 中級程度、またはそれ以上のフランス語読解能力を養いつつ、フランス文化の様々な側面を文章読解によって理解できるようになる。
【授業の到達目標】
この授業を受けた学生は ①初年次に学んだフランス語Ⅰ、Ⅱに続き、前期のフランス語学演習でさらに力をつけてきたフランス語の能力を完成させることができる。 ②様々な種類のフランス語の文章を正確に読んで理解することができるようになる。
【授業概要(キーワード)】
フランス語 フランス文化
【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照してください。
【授業計画】
・授業の方法
こちらで用意したフランス語の文章を精読してゆく。理解を深めるための視聴覚資料は随時用意する。
・日程
取り上げる予定の文章の種類は以下のとおり。一つのジャンルにつき2,3回ずつ授業を充てる。
1 文学(小説・詩) 2 思想・哲学 3 時事(政治・経済) 4 文化論 5 広告・新聞記事 6 漫画・mangas
進度、文章の選択に関しては、受講者の理解度に合わせて調整する。
【学習の方法】
・受講のあり方
簡潔で平易なレベルから始めて、様々なフランス語のテクストを講読します(フランス語の初級文法を終えていること)。配布したテクストを担当者が訳し、全員で検討しながら読解を進めていきます。誤訳や誤答を恐れる必要はありません。
・授業時間外学習へのアドバイス
テクストを読み、さらには扱われている内容について図書館やインターネットを用いて異文化への理解を深めてください。
【成績の評価】
・基準
期末試験、訳読・テクスト内容の理解の他に、フランス語能力の修得、フランス語理解の度合い、フランス語の技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定します。
基準は ・フランス語読解の基礎文法を身につけている(到達目標①) ・フランス文化に関する文章を正しく理解し、適切に翻訳することができる(目標②) ・授業に積極的に参加し、知識の共有に寄与できる。
・方法
平常点として授業参加および訳読(40%)、期末試験(60%)
【テキスト・参考書】
授業のたびにプリントを配付する。 参考書は以下のものに取り組むと力がつく。 倉田 清『仏文和訳の実際』1977年 鷲見 洋一『翻訳仏文法』ちくま学芸文庫、2003年 西村 牧夫『解説がくわしいフランス文法問題集』白水社、1999年
【その他】
・学生へのメッセージ
初歩的な文法をマスターし、いよいよフランス語を味わう段階です。最初は難しいこともあるかもしれませんが、面白いと感じることもきっとあるはずです。
・オフィス・アワー
開講時に指示する。
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