比較文化演習
 Seminar in Comparative Culture
 担当教員:相沢 直樹(AIZAWA Naoki)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
異文化理解と自文化理解:
ある国・地域の人々が何をクールな/でない日本文化と見なしているのか,具体的な例に触れながら,彼/彼女らそれぞれの価値観や考え方を逆照射し,背後にある文化的前提を浮き彫りにして行くことを通して,異文化理解をめぐる諸問題について考える契機としたいと思います。

【授業の到達目標】
異文化との接触や交流に伴って生じる諸問題を理解し,異文化を理解するとはどういうことかについて考える力を身につけます。
 

【授業概要(キーワード)】
異文化 自文化 理解 違和感 グローバリゼーション コミュニケーション 接触 交流 体験

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については,「カリキュラム・マップ」を参照し,よく理解したうえで履修してください。
 

【授業計画】
・授業の方法
前半はテキストについて担当者に説明・発表してもらい,残りの時間を個別発表とクラス討議にあてる予定です。
・日程
1 ガイダンス
2 プロローグ「クール・ジャパン」とはなにか?(相沢担当)
3〜7 テキストについての説明・発表
8〜14 「異文化体験」をめぐる個別発表
15 まとめ
※各人の発表箇所・日程については。受講者の数を確認した上で,最初の授業の時に決めます。
 

【学習の方法】
・受講のあり方
担当者の報告がベースですが,報告者以外の受講生も積極的に発言・質問をしてください。
・授業時間外学習へのアドバイス
前半は事前に指定された部分をきちんと読んだ上で授業に参加して下さい。自分の担当分について調べたり,他の学生の発表を聞きながら,後半に予定されている個別発表についての構想を練ってください。
個別発表に基づいてレポートを作成してもらうので,発表後は質疑応答でのやり取りを思い出しながら,よく振り返ってください。
 

【成績の評価】
・基準
「主体的な参加の度合い(授業への取り組み)」,「知識の習得の度合い(比較文化についての知識)」,「理解の度合い(テキストと討論内容の理解)」,「汎用的技能の修得の度合い(全般的な思考力・自己表現力)」を総合的に見ます。授業への取り組み(40%),授業内容の理解と知識習得(30%),主体性・独創性(30%)。
・方法
授業参加は担当分の発表と討議中の発言(質問・コメント)を評価します。レポートは異文化体験についての知識・理解を測りつつ,着眼点と独創性,表現力を評価します。

 

【テキスト・参考書】
テキスト:
鴻上尚史『クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン』講談社現代新書,2015年(本体760円)
 

【その他】
・オフィス・アワー
火曜日 12時10分から12時50分
金曜日 12時10分から12時50分
(その他の日でも在室時は随時受け付けます)

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