社会保障論
 Social Security
 担当教員:戸室 健作(TOMURO Kensaku)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
現代日本の社会保障
人は、老齢や、思いがけない事故・病気、失業などによって、いつでも労働生活が不可能になるリスクに囲まれている。そのような時に、国家によって安定した生活を保障するための制度が社会保障である。本講義では、日本の社会保障の各制度の仕組みと課題について検討していきたい。

【授業の到達目標】
社会保障の各制度の理念・仕組み・課題について理解するとともに、それらを通して日本の社会保障の全体像について把握することを目標とする。現在、社会保障の制度は、大きな変化の中にある。変化の内容を理解し、それに対する評価を行うことができるようになる。

【授業計画】
・授業の方法
教科書・レジュメ・板書による講義形式で行う。講義の内容に関係したビデオ・DVDを見たり、新聞・雑誌・データなどをプリントにして配布するなど講義の理解に資するよう工夫を行うつもりである。
・日程
①社会保障とは何か
②年金制度
③医療保険制度
④雇用保険制度
⑤労働者災害補償保険
⑥介護保険制度
⑦生活保護制度
⑧社会福祉制度

【学習の方法】
・受講のあり方
講述内容や板書をノートにきちんと筆記する。
・授業時間外学習へのアドバイス
教科書や参考文献を読む。
レジュメ・配布資料・ノートなどを見直す。

【成績の評価】
・基準
期末試験、小レポート、課題レポートによって、知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いを評価します。基準は、授業内容に興味を持ち、「具体的事例や現状を説明し、問題点を明確に指摘できる」、授業内容に関する語句を簡単な言葉で説明できる。
・方法
期末試験80点、小レポート20点。課題レポートを提出しなければ、20点の減点。
試験は持ち込み不可である。

【テキスト・参考書】
テキストは最初の授業で指定する。
〈参考書〉
唐鎌直義『脱貧困の社会保障』旬報社、2012年。

【その他】
・学生へのメッセージ
受講を考えている学生は、第1回の講義に参加して下さい。その時に、詳しい講義の評価方法などについて説明します。
「社会政策論」を履修していることが望ましい。
・オフィス・アワー
水曜日 10:30ー12:00 戸室研究室

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