経営情報(前期)
 Management Information
 担当教員:益満 環(MASUMITSU Tamaki)
 担当教員の所属:非常勤講師(石巻専修大学経営学部教授)
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
世界規模でコンピュータがネットワーク化され、地球上の様々な組織はリアルタイムに連動しながら歴史を刻む時代となった。その中で進行する社会の変化もまた顕著で加速的である。本講義では、情報通信技術(Information and Communications Technology:ICT)の導入による新しい社会の変化について取り上げる。具体的には、社会変化を牽引しているICTの発展と我が国および世界の情報通信事情や政策について学習する他、ICTを活用して変化するビジネス、地域社会、暮らしについて理解を深めることを目的とする。また、ICTは日進月歩の技術のため、新聞や雑誌等からICTの最新情報や動向も含めて講義する。

【授業の到達目標】
1)ICT が経済成長や社会的課題の解決、安心・安全な社会の実現にどのように寄与するかが理解できる。
2)総務省による情報通信分野での最新の政策動向について理解できる。

【授業概要(キーワード)】
情報通信技術、情報通信政策

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解した上で履修すること。

【授業計画】
・授業の方法
毎回、さまざまなICTのテーマを題材に原則1回完結の講義を行う。また、時事問題をできるだけ示し、ICTと日常生活との関係を考える。
1)講義(質疑応答)
2)レスポンスカードの提出(授業の最後約15分)
・日程
第1回  ガイダンス、ICTの概要
第2回  身の回りのICTについて考える
第3回  国際的なIoTの進展状況
第4回  IoT時代の新たなサービス
第5回  スマートフォンの普及とICT利活用
第6回  ICTの進化と雇用、働き方
第7回  中間試験
第8回  中間試験の解説と前半まとめ
第9回  人工知能(AI)の現状と未来
第10回 人工知能(AI)の進化が雇用等に与える影響
第11回 ICTサービスの利用動向
第12回 ICT利活用の推進
第13回 ICTによる行政・防災の推進
第14回 最終試験
第15回 最終試験の解説と総括

【学習の方法】
・受講のあり方
授業は講義を中心とするが、単に教科書や配布資料を読んで授業を聴くだけでなく、問題点をメモし、授業最後のレスポンスカードで議論すべき内容を考えながら、問題意識をもって受講すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
「予習のあり方」
教科書を読み、疑問点などをチェックして受講すること。また、授業で取り上げたことが予告された話題(たとえば、ビッグデータなど)についてあらかじめ新聞などで情報を得ておくこと。
「復習のあり方」
中間試験および期末試験において論じるべきことがらについて資料を集め、議論を深めておくこと。

【成績の評価】
・基準
中間試験および最終試験の他に、毎回のレスポンスカードにより、知識、論理的思考力、文章表現力、学習意欲のそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定する。基準は(1)ICTに関する重要な語句を簡単な言葉で解説できる。(2)ICTに関する時事問題について興味を持ち、具体的事例や現状を説明し、問題点を明確に指摘できる。
・方法
中間試験(30%)、期末試験(30%)、レスポンスカード(40%)

【テキスト・参考書】
テキスト:総務省『平成28年版情報通信白書』日経印刷、2015年、3,321円。白書は総務省ホームページ(http://www.soumu.go.jp/)から無料でダウンロードすることもできる。 参考書:特になし。

【その他】
・学生へのメッセージ
急速な勢いで変化し続けるICTが、我々の生活や社会にどのような影響を及ぼすのか、興味を持って授業に参加してほしい。

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