政治理論演習
 Undergraduate Seminar in Political Theory
 担当教員:北川 忠明(KITAGAWA Tadaaki)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科地域公共政策コース
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期・後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
自由主義と民主主義という近代政治の基本原理の揺らぎを踏まえて、さらに日本政治の具体的な問題を手がかりとして、自由主義と民主主義を基本から考え、政治理論的思考のレベルアップを図るとともに、現代日本政治の諸問題を理解する能力を高める。

【授業の到達目標】
自由主義と民主主義を基本から考え、政治理論的思考のレベルアップを図るとともに、レポート・プレゼンテーション能力、ディスカッション能力を向上させ、ゼミ論文を作成することができる。

【授業概要(キーワード)】
自由主義と民主主義 現代日本政治の諸問題 政治的思考

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
前期は、テキストを講読するとともに、「旧右派連合」から「新右派連合」への現代日本政治の構造転換の問題を踏まえ、政党システムや外交・安全保障、憲法改正論議等に関する様々な問題について検討する。
各回のレポート担当者を決め、そのレポートに基づき、討論する。
後期は、4年生・3年生のゼミ論構想の発表を行うとともに、地方創生や地域政策をテーマとして、これにかかわる文献や資料を講読する。
・日程
前期は、現代日本の民主主義に関わる基本文献をテキストにして、政治理論的思考の基礎や現代民主主義論を学ぶ。
演習の形式は、毎回報告者のレポートに基づいてテキストを読み進め、ディスカッションによって問題解決を探るやり方をとる。

後期は、受講者の個別研究テーマに関するレポートとその検討を行う。
3年生は、夏期休業までに個別研究テーマを定め、後期にレポートを行う。
4年生は、個別研究テーマについて、年度末にゼミ論文をまとめる。

【学習の方法】
・受講のあり方
文献は必ず読んできて、議論に積極的に参加すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
基本文献を精読すること。
発表者は、参考文献まで調べて、レポートを作成すること。

【成績の評価】
・基準
レポート、議論への参加態度を通して、「主体的な参加の度合い」、「知識の修得の度合い」、「理解の度合い」、「汎用的技能の修得の度合い(論理的思考力、文章表現力など)」のそれぞれの項目について判定し、総合的に評価します。基準は次の通りです。1)現代政治の基本的的問題を説明することができる。2)時事的問題について興味を持ち、具体的事例について説明し、問題点を指摘することができる。3)演習に積極的に参加し、質問に答えたり、議論に参加出来る。
・方法
平常点 50点
レポート 50点
計 100点

【テキスト・参考書】
テキスト:中野晃一『右傾化する日本政治』(岩波新書)ほか

【その他】
・オフィス・アワー
火曜日 10時30分~13時00分

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