【授業の目的】
世界人口の半数以上が居住しているアジア地域。日本はその一員でありながら、意外と知らないことが多いのも事実です。この授業ではアジア太平洋地域の課題についてわかりやすく解説し、今の時代に必要な客観的な視野を養います。
【授業の到達目標】
私たちの住むアジア地域の現状を正しく認識し、国際社会への理解を深める事ができます。
【授業概要(キーワード)】
東アジア、ASEAN、地域研究
【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラムマップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
毎回、1つのテーマを中心に講義を行います。講義ではプリントを使用し、適宜、資料映像を用います。講義の中では、各国の最新情報やふつうの人びとの暮らし、タブー、習慣なども紹介します。
・日程
1 アジアとはどのような地域か(1回) 2 アジアにはどのような宗教があるか(1回) 3 韓国(現代史、現在の課題、日韓関係)(3回) 4 北朝鮮(現代史、現在の課題、核保有問題)(3回) 5 中国(現代史、政治体制の特徴、国内問題、等)(6回) 6 台湾(2回) 7 香港(1回) 8 日中関係(関係史、現状、歴史問題、尖閣問題)(5回) 9 マレーシア(イスラム、仏、ヒンドゥー教の共存)(1回) 10 シンガポール(政治的安定か言論の自由か)(1回) 11 南シナ海の領有権問題(2回) 12 アジア地域における日本の戦後処理(2回) 13 華僑のネットワーク(1回) 14 まとめとテスト(1回)
【学習の方法】
・受講のあり方
その日の講義内容で何が問題で何がポイントなのか、よく理解しましょう。疑問は質問して解決しましょう。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業で疑問に思ったところ、興味を抱いたところがあれば、質問して理解を深めてください。
【成績の評価】
・基準
期末試験の他に、授業時にレスポンスカードを課し、知識の習得、参加の度合い、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)のそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定します。基準は、1)アジア事情について興味を持ち、現状を説明し、問題点を指摘できる。2)アジア地域の現状について自分の言葉で解説できる。3)授業に積極的に参加し、それについてきちんと自己評価できる。
・方法
試験60%、レスポンスカード40%
【テキスト・参考書】
テキストはありません。講義時にレジュメを配布し、参考文献は適宜紹介します。 主な参考文献:毛里和子『現代中国政治第3版』名古屋大学出版会。 園田茂人編『はじめて出会う中国』有斐閣アルマ。 片山裕『アジアの政治経済・入門』有斐閣。 読売新聞政治部『基礎からわかる 日本の領土・海洋問題』。
【その他】
・オフィス・アワー
(月)11:00〜12:30 (水)10:00〜12:30 (それ以外でも、事前にメールをいただければいつでも大丈夫です) 連絡先:izumi@human.kj.yamagata-u.ac.jp
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