【授業の目的】
「憲法Ⅰ」で培われた憲法(学)の基礎知識を前提に、人権保障の分野に関する憲法学説と最高裁判例のより広汎・詳細な解説を通じて、日本の人権状況に関する理解を深めることを目的とする。
【授業の到達目標】
1)人権論に関する基本的な事項を説明できる。 2)具体的な人権問題の背景と解決のための課題を指摘できる。
【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修すること。
【授業計画】
・授業の方法
レジュメを用いた講義として実施する。
・日程
1.人権の観念 2.人権の主体 ― 外国人 3.人権の保障範囲と限界 4.個人の尊重・幸福追求権 5.法の下の平等 6.精神的自由権(1)― 信教の自由・政教分離 7.精神的自由権(2)― 表現の自由 8.精神的自由権(3)― 学問の自由・大学の自治 9.経済的自由権 ― 職業選択の自由 10.身体的自由権 11.社会権 12.参政権
【学習の方法】
・受講のあり方
レジュメを参照しつつ、口頭による説明と板書を適切に要約・筆記し、かつ内容を理解する。
・授業時間外学習へのアドバイス
1)指定する参考文献などをよく読み、分からない用語等は調べておく。 2)授業で示された主要な論点、疑問に感じた点などを中心に、参考文献などにより自ら調べ、理解を深める。
【成績の評価】
・基準
筆記試験およびレポートを課し、知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、主体的な参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定する。具体には、筆記試験により、憲法学にかかる基礎的知識を有し、かつ適切に理解し得てているかを、またレポートにより、憲法問題に関する論点を的確に理解・指摘し、自らの考えを正確かつ説得的に表現し得るかを評価する。さらに、適宜レスポンスカードへの記入を求めるなどし、参加態度が主体的なもの足り得ているかを評価する。
・方法
試験(60%)、レポート(40%)
【テキスト・参考書】
テキストは使用しない。参考書は講義の際に適宜紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
自分で調べる習慣を身につけること。新聞を読むようにすること。
・オフィス・アワー
木曜日 14時40分~16時10分
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