民事訴訟法II
 Civil Procedure Ⅱ
 担当教員:向田 敏(MUKAIDA Satoshi)
 担当教員の所属:非常勤講師(弁護士)
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
社会生活上の紛争が最終的にどのようにして解決されているかについての理解を深めるため,民事上の紛争解決のルールについて知識を得て,それを活用することができるようになることを目的とする。

【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は,
(1) 社会生活上生じる紛争がどのようなルールで解決されているか理解できる。
(2) 紛争の適切な解決方法や,議論の方法を身につけることができる。

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については,「カリキュラム・マップ」を参照し,よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
講義形式で行う。ただし,模擬裁判を行うなど,学生の主体的な活動や討論を取り入れる。
・日程
1 民事訴訟の基本構造の説明(4回)
2 民事訴訟の手続の流れの説明,模擬裁判(5回)
3 要件事実の基礎の説明(3回)
4 事実認定の基礎の説明(2回)
5 民事執行と民事保全の基礎の説明(1回)
なお,授業の理解・進捗等により適宜変更する。

【学習の方法】
・受講のあり方
一方的な講義だけでなく,双方向の授業を行い理解を深めたいと考えているので,予習復習を入念に行い,問題意識をもって授業にのぞんでください。
・授業時間外学習へのアドバイス
「予習のあり方」
授業で指示を受けた資料を事前に読むなどの準備をして授業にのぞんでください。
「復習のあり方」
配布されたレジュメ,参考書などを読み,他の受講生と講義内容について議論するなどして理解を深めてください。

【成績の評価】
・基準
期末試験の他に,授業での発言内容や受講態度を加味し,主体的な参加の度合い(授業での発言内容等),知識習得の度合い・理解の度合い(法的知識の習得及びその表現等),汎用的技能の習得(文章表現力,口頭説明能力)の度合いのそれぞれの項目について判定し,その合計点を用いて判定する。
・方法
期末試験60%,学習意欲(授業での発言,討論等の内容を含む)40%

【テキスト・参考書】
六法(簡易なもので十分です)
参考書「藤田広美 講義民事訴訟法(第3版) 東京大学出版会 4,104円(2013年)」

【その他】
・学生へのメッセージ
民事訴訟法Ⅰを履修していると理解が深まると思いますが,履修していない場合も受講できます。
弁護士経験を生かし,具体的でわかりやすい授業にしたいと思っています。

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